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16日午後の東京外国為替市場でユーロドルは強含み。17時時点では1.1794ドルと15時時点(1.1778ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ高水準だった。米債利回りが低下する中で、カザークス・ラトビア中銀総裁が「ECBの利下げ幅はすでに著しく大きい」「現時点で金利を引き下げる理由はない」などと発言するなど、連日欧州中央銀行(ECB)関係者による利下げ停止発言が続いた。欧米間の金融政策の方向性の違いがユーロドルを支え、17時前には7月3日以来となる1.1802ドルまで強含んだ。
ドル円は上値が重い。17時時点では146.89円と15時時点(146.99円)と比べて10銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが4.02%台まで低下したこともあり、徐々に上値が重くなり、先月28日以来となる146.70円まで弱含んだ。明日結果が発表される米連邦公開市場委員(FOMC)では、利下げ幅が市場予想通りとなった場合でも、ドットプロットなどが今後の利下げ拡大を示唆することへの警戒感などが強い。
ユーロ円は神経質な動き。17時時点では173.24円と15時時点(173.13円)と比べて11銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の下げに連れて15時半過ぎには173.03円まで下押した。しかし、ユーロドルがじり高となると、ユーロ円も173円前半まで戻し狭いレンジ内で神経質に上下している。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.70円 - 147.54円
ユーロドル:1.1757ドル - 1.1802ドル
ユーロ円:173.03円 - 173.50円