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NY市場では、高市氏の経済ブレーンの1人である本田悦朗元内閣官房参与が「1ドル=150円を超えたら、やや行き過ぎだろう」との認識を示したことで一時149.75円付近まで値を下げる場面もあったが、下押しは限定的だった。日銀の早期利上げ観測が後退する中、円売り・ドル買いが出やすく、取引終了間際には150.40円付近まで持ち直した。
ユーロドルは反落。終値は1.1711ドルと前営業日NY終値(1.1742ドル)と比べて0.0031ドル程度のユーロ安水準だった。ルコルニュ仏首相の辞任が伝わったことをきっかけに同国の政情不安定化への警戒感が再燃すると、日本時間夕刻に一時1.1652ドルと日通し安値を付けた。
ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢に。市場では「1.1650ドルに観測されているオプションに絡んだ買いが相場を下支えした」との声も聞かれ、0時過ぎには1.1721ドル付近まで下げ渋った。そのあとは1.17ドル台前半で値動きが鈍った。
なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁はこの日、「ユーロ圏のインフレ率は目標付近で推移する見通しで、来年には景気が持ち直す」との考えを示したものの、相場の反応は限られた。
ユーロ円は大幅続伸。終値は176.07円と前営業日NY終値(173.19円)と比べて2円88銭程度のユーロ高水準。ルコルニュ仏首相が就任から1カ月足らずで辞表を提出し、内閣が総辞職したこと受けて、格付け会社から仏格下げを巡る警告が相次いだ。日本時間夕刻には一時174.91円付近まで値を下げる場面があった。
ただ、日銀の早期利上げ観測が後退する中、下押しは限定的となり、取引終了間際には176.14円付近まで持ち直した。
本日の参考レンジ
ドル円:149.05円 - 150.48円
ユーロドル:1.1652ドル - 1.1731ドル
ユーロ円:173.92円 - 176.25円