予想とまとめ
今週の予想
今日の予想はこちら国内イベントスケジュール
14日
08:50 | ◎ | 5月機械受注 |
13:30 | ◇ | 5月鉱工業生産確報 |
13:30 | ◇ | 5月設備稼働率 |
13:30 | ◇ | 5月第三次産業活動指数 |
17日
08:50 | ◎ | 6月貿易統計(通関ベース) |
08:50 | ◇ | 対外対内証券売買契約等の状況(週次・報告機関ベース) |
18日
08:30 | ☆ | 6月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食品を除く総合) |
08:30 | ☆ | 6月全国CPI(生鮮食料品・エネルギー除く) |
20日
参院選、投開票 |
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
海外イベントスケジュール
14日
09:00 | ◎ | 4-6月期シンガポール国内総生産(GDP)速報値 |
15:30 | ◇ | 6月スイス生産者輸入価格 |
16:30 | ◎ | ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、講演 |
19:30 | ◎ | 6月インド消費者物価指数(CPI) |
21:30 | ◇ | 5月カナダ卸売売上高 |
24:00 | ◎ | チポローネ欧州中央銀行(ECB)専務理事、議会証言 |
15日
08:01 | ◇ | 6月英小売連合(BRC)小売売上高調査 |
09:30 | ◇ | 7月豪ウエストパック消費者信頼感指数 |
11:00 | ☆ | 4-6月期中国国内総生産(GDP) |
11:00 | ◎ | 6月中国鉱工業生産 |
11:00 | ◎ | 6月中国小売売上高 |
18:00 | ◎ | 7月独ZEW景況感指数 |
18:00 | ◎ | 7月ユーロ圏ZEW景況感指数 |
18:00 | ◎ | 5月ユーロ圏鉱工業生産 |
21:30 | ◇ | 5月カナダ製造業出荷 |
21:30 | ◎ | 6月カナダ消費者物価指数(CPI) |
21:30 | ☆ | 6月米CPI |
☆ | エネルギーと食品を除くコア指数 | |
21:30 | ◎ | 7月米ニューヨーク連銀製造業景気指数 |
22:15 | ◎ | ボウマン米連邦準備理事会(FRB)副議長、講演 |
16日
01:45 | ◎ | バーFRB理事、講演 |
02:00 | ◎ | バーキン米リッチモンド連銀総裁、講演 |
03:45 | ◎ | コリンズ米ボストン連銀総裁、講演 |
05:00 | ◎ | ベイリー英中銀(BOE)総裁、講演 |
トルコ(民主主義の日)、休場 | ||
08:45 | ◎ | ローガン米ダラス連銀総裁、講演 |
15:00 | ◎ | 6月英消費者物価指数(CPI) |
15:00 | ◎ | CPIコア指数 |
◇ | 小売物価指数(RPI) | |
18:00 | ◇ | 5月ユーロ圏貿易収支 |
20:00 | ◇ | MBA住宅ローン申請指数 |
20:00 | ◇ | 5月南アフリカ小売売上高 |
21:00 | ◎ | バーキン米リッチモンド連銀総裁、講演 |
21:15 | ◇ | 6月カナダ住宅着工件数 |
21:30 | ◎ | 6月米卸売物価指数(PPI) |
◎ | 食品とエネルギーを除くコア指数 | |
22:15 | ◎ | 6月米鉱工業生産 |
◇ | 設備稼働率 | |
22:15 | ◎ | ハマック米クリーブランド連銀総裁、講演 |
23:00 | ◎ | バー米連邦準備理事会(FRB)理事、講演 |
23:30 | ◇ | EIA週間在庫統計 |
17日
03:00 | ◎ | 米地区連銀経済報告(ベージュブック) |
06:30 | ◎ | ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁、講演 |
10:30 | ◎ | 6月豪雇用統計(失業率/新規雇用者数) |
15:00 | ◎ | 6月英雇用統計(失業率/失業保険申請件数推移) |
15:00 | ◎ | 3-5月英失業率(ILO方式) |
18:00 | ☆ | 6月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値 |
18:00 | ☆ | 6月ユーロ圏HICPコア改定値 |
21:30 | ◇ | 5月対カナダ証券投資 |
21:30 | ☆ | 6月米小売売上高 |
21:30 | ◇ | 6月米輸入物価指数 |
21:30 | ◎ | 前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数 |
21:30 | ◎ | 7月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数 |
23:00 | ◇ | 5月米企業在庫 |
23:00 | ◎ | 7月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指 |
23:00 | ◎ | クーグラー米連邦準備理事会(FRB)理事、講演 |
18日
02:30 | ◎ | クックFRB理事、講演 |
05:00 | ◎ | 5月対米証券投資動向 |
主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議(南アフリカ、18日まで) | ||
07:30 | ◎ | ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事、講演 |
15:00 | ◇ | 6月独生産者物価指数(PPI) |
17:00 | ◇ | 5月ユーロ圏経常収支(季節調整済) |
18:00 | ◇ | 5月ユーロ圏建設支出 |
21:30 | ◎ | 6月米住宅着工件数 |
◎ | 建設許可件数 | |
23:00 | ◎ | 7月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値) |
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
◆豪ドル、5月月次CPIに注目
◆ZAR、反イスラエル・親イランのため中東紛争長期化・激化は売り要因に
予想レンジ
豪ドル円 92.50-95.50円
南ア・ランド円 7.85-8.20円
6月23日週の展望
豪ドルは、来週も引き続き方向感のない動きになりそうだ。市場の注目はトランプ米政権による関税の動向と中東情勢になっており、豪州の国内情勢よりも国外要因が左右する相場展開が予想される。
イスラエルとイラン間での軍事攻撃が拡大している中で、週末には米国のイラン攻撃の可能性が示唆された。市場では、ホルムズ海峡封鎖や、他の中東国を巻き込む紛争拡大に発展してしまうかなどが警戒されている。地政学的には豪州と中東は距離があるものの、豪ドルはリスクセンチメントの移り変わりに動意づきやすいこともあり、戦争の状況を見極める必要がある。
また、関税に関しても、豪州は対米貿易赤字を計上していることから、高賦課関税は予想されていない。ただ、7月9日の追加関税の猶予期間を前にして、他国に対してのトランプ米大統領の関税強化が公表されれば豪ドルも動意づくだろう。
経済指標では、豪州からは25日に発表予定の5月消費者物価指数(CPI)に注目。月次CPIには、四半期CPIの対象と比較して62~73%に相当する分のみしか含まれていないことで、全体像を示すものではない。ただ、1-3月期の国内総生産(GDP)が低調になる中で、月次とはいうもののインフレ指標が低下した場合は、豪準備銀行(RBA)の利下げ圧力が高まりそうだ。なお、ニュージーランド(NZ)からは25日に5月貿易収支、27日にはANZ消費者信頼感指数が発表される予定。
南アフリカ・ランド(ZAR)は上値が限られそうだ。イスラエルとイランの紛争が長期化・激化した場合には、リスク回避の動きでZARにとってはネガティブ要素となり、上値を抑えることになる。また、南アは昨年5月に国際司法裁判所(ICJ)に対し、イスラエルが計画していたパレスチナ自治区ガザ地区南部ラファへの軍事攻撃を阻止するよう請求するなど、反イスラエルの姿勢を貫いている。また、昨年の年初からイランはBRICSに正式に加盟しており、南アとイランの関係も近い。イスラエルの自衛権を支持するG7各国と異なる姿勢を示していることも売り要因になるだろう。なお、来週の南アからの経済指標は、26日に4-6月期BER消費者信頼感と5月卸売物価指数(PPI)が発表予定。
6月16日週の回顧
豪ドルは対ドルでは横ばい、対円では底堅かった。中東情勢の悪化では、有事のドル買いの勢いが強く、中でもドル円の上げ幅がやや広がったことが豪ドル円の支えになった。5月雇用統計は、新規雇用者数は予想に反してマイナスとなったが、マイナス要因が非常勤雇用者数の大幅減少だったことで市場の反応は限られた。ZARは軟調。中東情勢の悪化により、新興国通貨が売られやすい地合いだった。中でも、南アは反イスラエル姿勢を取っていることもあり、対ドルでは5月中旬以来の水準まで弱含んだ。(了)
(執筆:6月20日、09:30)