NY為替見通し=月末・期末にむけたロンドンフィキシングが要警戒、FRB議長の発言も注目
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 本日は月末・期末にかけたロンドンフィックスが最大の注目となりそうだ。ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングで一番大きなフローがでるのが、月末のフィキシングとも言われている。本日も米国のウイルス感染拡大、ロシアがアフガニスタンの反政府組織に、アフガン兵や米兵の殺害に賞金を提供していたことに関しトランプ大統領がこれを承知していたという問題、香港国家安全維持法可決による米国の対応など、米国の内政や外交に関し重要な問題が山積みとなっている。しかしながらロンドンフィックスが終わるまでは、これらのニュースよりもフィックスの動きが相場を左右することになりそうだ。
 ここ数カ月のロンドンフィックスを振り返ると、先月(5月)末のドル円は欧州時間に入ると107.09円まで弱含んでいたが、フィックスにかけて107.77円まで急ピッチで上昇した。またポンドに対しても買いが入り対円、対ユーロとも急上昇した。一方でユーロはポンドや円に対しては動いたものの対ドルでの値動きは限られた。
 4月末のドル円は106円半ばから107.22円まで急伸、ユーロドルは1.08ドル半ばから1.09ドル後半まで急上昇など激しい動きを繰り返した。
 4・5月末は対円ではドルが上昇しているが、必ずしも毎月末が同じようなフローが入るわけではない。ロンドンフィックスをめぐっては、LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)の不正操作で大手銀行為替ディーラーから逮捕者が出たこともあり、金融機関は情報漏洩に対して厳しく管理されていることで、事前に漏れ伝わることはないだろう。よって本日も直前まではどちら側に動くかを予想するのは困難だ。
 フィキシング後のNY市場は上記のように米国が関わる内政・外交の状況と、株価の値動きを見ながらの取引が予想される。また、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長とムニューシン米財務長官が、米下院金融委員会で新型コロナウイルス対応めぐり証言を行うことが予定されている。ウイルスの感染が全米で拡大していることで、今後の金融政策についての両者の発言には注意を払いたい。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値の目途は、日足一目均衡表・雲の上限や200日移動平均線が位置する108.40円近辺。
・想定レンジ下限
 ドル円の下値の目途は、日足一目均衡表・雲の下限がある106.98円。


(松井)
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