東京為替見通し=6月調査日銀短観を見極めて明日の米6月雇用統計待ちか
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 30日のニューヨーク外国為替市場のドル円は、6月米消費者信頼感指数98.1を受けて107.98円まで続伸した。ポンドドルは、ジョンソン英首相が新型コロナウイルス禍で打撃を受けた経済の立て直しに向けて、「インフラ投資の促進や不動産規制の緩和などを行う」と発表したことで1.2402ドルまで上昇した。

 本日の東京為替市場のドル円は、6月調査の日銀短観を見極めた後は、明日発表される米6月雇用統計を控えて動きづらい展開が予想される。
 6月調査の日銀短観では、大企業製造業の業況判断指数(DI)の予想は▲31で、3月調査の▲8から大幅悪化が見込まれている。2008年9月のリーマンショックの時は、2008年12月が▲24、2009年3月が▲58、6月が▲48、9月が▲33だったことで、予想通りならば、コロナショックでの景況感の悪化の度合いは、日経平均株価の反発、上昇トレンドに象徴されるように軽微だったのかもしれない。しかしながら、注目ポイントは、先行きの業況判断指数(DI)であり、予想の▲24程度に持ち直すのか、それともリーマンショック時のように悲観的な見通しなのか要注目となる。
 6月Caixin中国製造業購買担当者景気指数(PMI)の予想は50.5で、5月の50.7からの小幅悪化が見込まれている。しかしながら、昨日発表された6月中製造業PMIも予想50.5を上回る50.9だったことで、ポジティブサプライズに要警戒か。

 ドル円は5手連続陽線で107.98円まで続伸しているが、3月日銀短観2020年度ドル円想定為替レート107.98円付近にはドル売りオーダーが控えていること、7月2日に発表される米6月雇用統計(非農業部門雇用者数の予想は+40.5万人~+900万人)を控えて、伸び悩む展開となっている。
 ドル円の上値には、108.00円にドル売りオーダー、超えるとストップロス買い、108.10円、108.20-50円にもドル売りオーダーが控えている。下値には、107.50円にドル買いオーダー、割り込むとストップロス売り、107.00-20円に断続的にドル買いオーダーが控えている。
 全国人民代表大会常務委員会が昨日、「香港国家安全維持法」草案を全会一致で可決し、習中国国家主席が署名したことで、本日の香港返還記念日から施行される。米国も「香港自治法案」(Hong Kong Autonomy Act)へのトランプ米大統領の署名待ちであり、トランプ米大統領も中国との「デカップリング(切り離し)」を警告しており、米中対立激化、冷戦突入の可能性に要警戒となる。


(山下)
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