株式明日の戦略-全面安もリスクオフ色は薄い、あすも不安定な地合いが継続か
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 7月1日の日経平均は反落。終値は166円安の22121円。米国株高を受けて上昇して始まったものの、ダウ平均の3桁高の割には初動が鈍く、上値の重さが嫌気されて下げに転じた。前場では押したところで持ち直す動きも見られ、前引けは小幅な下落にとどまったが、後場に入ると売りの勢いが強まり、下げ幅を3桁に拡大。値下がりに転じる銘柄も増える中、200円超下げる場面もあった。ただ、22000円を割り込むかというところでは切り返し、大引けにかけては若干値を戻した。東証1部の売買代金は概算で2兆0300億円。業種別では後場に入って全業種が下落となっており、下げが軽微であったのは石油・石炭や鉄鋼、証券・商品先物など。一方、医薬品や繊維、不動産などが大きく売られた。6月度の月次が良好であったKeePer技研が急騰。半面、前期の見通しを引き下げたパソナグループが大幅安となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり274/値下がり1849。米国で半導体株が買われた流れを受けて、東京エレクトロンが5%近い大幅上昇。レーザーテックやアドバンテストなどにも買いが入った。証券会社が目標株価を引き上げたダイキンが上昇。1Q大幅増益のパイプドHDや上方修正を発表した日本農薬が急伸した。「ZOOM」とのサービス連携を発表したDDSはストップ高まで買われた。一方、アンジェスが8%超の大幅下落。海外公募増資やユーロ円建てCB発行が嫌気されたそーせいGが10%安となり、マザーズの主力バイオ株の下げが目立った。総務省の裁定を受けて通信価格引き下げへの懸念が強まり、NTTやドコモ、KDDIなど通信大手が軟調。下方修正を発表したダイセキ環境ソリューションが急落した。事業再生ADRを申請したサンデンHDはストップ安となった。上場2日目で公開価格比4倍の初値をつけたグッドパッチは、その後は売りに押されて終値は初値を大きく下回った。

 7月初日の日本株はかなりいびつな動きとなった。後場に入って日経平均は大きく値を崩したが、その中で東京エレクトロンだけは失速することなく買いが続いた。業種別では全33業種が下落したが、それでも騰落率で上位に来たのは石油・石炭や鉄鋼など景気敏感業種で、最下位はディフェンシブ業種の医薬品であった。米雇用統計を週中に消化(発表は木曜2日、東京市場で織り込むのは金曜3日)するというイレギュラーなスケジュールが不安定さを増幅させている印象。米国株高は好感できる材料のため、リスクオフには傾きづらい。ただ、全体として3月以降の戻りの勢いは鈍っており、重要イベントを前にしては利益確定売りも出やすい。今晩、米国では6月ISM製造業景気指数が発表予定。これも注目度の高い指標だけに、内容や米国株の反応が注目される。米国株が強い動きとなれば、きょうの下げ分は早々に戻す展開も期待できる。一方、米国株が弱かった場合には、雇用統計の発表を前に手じまいムードが強まるだろう。ただ、日経平均がきょう先んじて下げていることを鑑みると、そのような場面があれば、雇用統計後の反転をにらんだ押し目買いに妙味があると考える。
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