NY為替見通し=米マイナス金利に言及なく、一部の思惑は肩透かしか
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 昨日は、先週公表された官民の中国製造業購買者担当指数(PMI)や財新中国サービス業PMIなどの強さもあって、来週16日発表予定の4-6月期の中国国内総生産(GDP)がプラスになるとの見方からリスク選好の流れとなった。
 NYタイム発表の6月米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業指数が57.1と、景況の強弱を判断する分岐点50.0程度を見込んでいた市場予想を上回り、前月の45.4に続き、大きな改善を示したこともリスク選好を促した。
 ただ、為替は米景況の改善を好感したドル高とならず、米中ほか世界の国々で景況が持ち直していることを受けた、リスク資産の現金化を意識したドル買いの後退につながった。クロス円の底堅さもドル円の強い支えとならなかった。
 本日もドル円の大きな上昇は望みにくい。ただ、足元のドル円の重さの一因に、一部市場関係者による米連邦準備理事会(FRB)のマイナス金利導入の思惑もあるようだ。今夜は多くのFRB高官の発言が予定されている。金融政策に関連した発言でドル円は上下しそうだ。
 しかし、これまで通りマイナス金利の効果が不透明な点を指摘するにとどまるとの見方が規定路線。打診的にマイナス金利に言及するとしたら、以前にコロナ危機終息までに一段の措置が必要となる可能性に言及したことがあるクオールズFRB副議長かもしれない。
 だが、感染は再拡大しつつあるものの、コロナ危機が一段と加速しているとの共通認識は高まりきっていない。過度な金融緩和でコロナバブルを助長しそうなマイナス金利導入への言及は時期尚早。思惑を高めている向きによる巻き戻しのドル買いが強まる可能性に留意したい。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは、108.22円前後で上昇を抑えそうな26週移動平均線。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは6月26日安値106.80円。

(関口)
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