NYマーケットダイジェスト・10日 株高・金利上昇・ドル安
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(10日終値)
ドル・円相場:1ドル=106.93円(前営業日比▲0.27円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=120.86円(▲0.12円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1300ドル(△0.0015ドル)
ダウ工業株30種平均:26075.30ドル(△369.21ドル)
ナスダック総合株価指数:10617.45(△69.70)
10年物米国債利回り:0.65%(△0.04%)
WTI原油先物7月限:1バレル=40.55ドル(△0.93ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=1801.9ドル(▲1.9ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)        <発表値>   <前回発表値>
6月米PPI
前月比                ▲0.2%      0.4%
前年比                ▲0.8%     ▲0.8%
食品とエネルギーを除くコア指数
前月比                ▲0.3%     ▲0.1%
前年比                0.1%       0.3%

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ユーロドルは反発。新型コロナウイルスの治療薬開発に関する前向きな発表が相次いだことで、ダウ平均が一時400ドル近く上昇。リスク・オンのドル売りが優勢となり、一時1.1325ドルと日通し高値を付けた。6月米卸売物価指数(PPI)が予想を下回ったこともドル売りを誘った。市場では「株高を背景に有事のドル買いが巻き戻された」との声が聞かれた。もっとも、引けにかけては週末を控えたポジション調整目的の売りが出たため、やや伸び悩んだ。
 なお、米製薬大手のギリアド・サイエンシズは10日、同社のコロナ治療薬「レムデシビル」を重症のコロナ感染者に投与したところ、通常の治療法に比べ死亡率が62%低下したと発表した。また、米製薬大手ファイザーとワクチン開発で提携するドイツのバイオ企業も「ワクチンを年内に承認申請する」との見通しを示した。

・ドル円は3日続落。米国株相場の上昇を背景にリスク・オンのドル売りが出たほか、低調な米インフレ指標を受けたドル売りで一時106.65円と6月24日以来の安値を付けた。ただ、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングにかけては「ポジション調整的なドル買い戻しが入った」との声も聞かれ、106.95円付近まで下げ渋った。一時は0.5678%前後と4月22日以来の低水準を付けた米10年債利回りが上昇に転じたことも相場の下支え要因となった。
 トランプ米大統領はこの日、現時点で中国との「第2段階」の通商交渉は検討していないとの見解を示したものの、金融市場への影響は限られた。

・ユーロ円は続落したものの、NY市場ではじり高の展開だった。ユーロドルの上昇につれた円売り・ユーロ買いが出て一時120.89円付近まで下値を切り上げる場面があった。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。新型コロナの治療薬開発に関する前向きな発表が相次いだことで、投資家心理が改善。米経済活動の正常化を後押しするとの見方から、景気敏感株中心に買いが集まった。指数は一時390ドル超上げた。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、史上最高値で取引を終えた。

・米国債券相場で長期ゾーンは反落。新型コロナ感染再拡大への懸念から買いが先行し、利回りは一時0.5678%前後と4月22日以来の低水準を付ける場面があったが、コロナ治療薬開発に関する前向きな報道が相次ぐと一転売りが優勢となった。

・原油先物相場は反発。国際エネルギー機関(IEA)が2020年の世界石油需要を従来予想から上方修正したことを背景に買いが入った。また、米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表により、直近1週間の米国内石油掘削リグの稼働数が2009年6月以来の低水準になったことが判明したことも買いを後押しした。

・金先物相場は続落。米国でのコロナ感染の再拡大や、為替相場でのドル安・ユーロ高などを背景に買いが先行したが、米株が上昇に転じ、上げ幅を拡大すると安全資産の金は利益確定売りに押された。

(中村)
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