株式明日の戦略-3日続落も週間では大幅高、連休明けは地合いも改善か
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 7日の日経平均は3日続落。終値は88円安の22329円。小高く始まったものの早々にマイナス転換。米国株の上昇に連れ高できない地合いが続く中、その後はマイナス圏での一進一退が続いた。下押し圧力は強かったものの、大きく下げるところでは買いも入る展開。後場寄り直後には下げ幅を200円超に広げるなど下を試しに行ったが、22200円は割り込まずに踏みとどまると、その後はじわじわと下げ幅を縮めた。結局、2桁の下落までにとどまり、22300円台まで戻して取引を終えた。一方、マザーズ指数はメルカリの急伸などが貢献して、概ね堅調に推移した。東証1部の売買代金は概算で2兆2700億円。業種別では空運や鉱業、その他製品などが上昇した一方、非鉄金属や金属製品、化学などが下落した。上方修正を発表した福山通運が急騰。後場にはストップ高をつける場面もあった。半面、上期は2桁の営業増益も従来計画は下振れたSBSホールディングスが後場に入って急落した。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり908/値下がり1183。1Q好決算の任天堂が全市場の売買代金トップとなる大商いで大幅上昇。スクエニHDも1Q決算が好感されて一時ストップ高となるなど、ゲーム株の動きの良さが目立った。アルペンやゴールドウインなどスポーツ関連も業績絡みのリリースを材料に大幅高。前期計画上振れのメルカリは11%近い上昇となった。また、JAL、ANAやJR東海など売り込まれていた運輸株にリバウンド狙いの買いが入った。一方、ハイテク株が軒並み安となり、直近で決算を受けて売られたレーザーテックやアドバンテストが大幅安。3Q大幅減益見込みのSUMCOが厳しい下げとなった。今期最終赤字見込みの資生堂は8%超の下落。ジャストシステムや三菱マテリアルが決算を材料に大きく値を崩し、今期大幅減益見込みの日東紡はストップ安をつける場面もあるなど急落した。本日マザーズに新規上場したティアンドエスは買いが殺到して初値は持ち越しとなった。

 日経平均は3日続落となったが、週間では2.9%(約619円)の上昇。前週7月31日に終値で22000円を割り込みヒヤッとさせられたが、今週はそれなりに持ち直した。週足チャートでは13週線(22042円、7日時点、以下同じ)や52週線(21846円)がサポートとなっており、特に上向きの13週線より上を維持できるかどうかが目先の注目点となる。業種別では、海運、鉱業、鉄鋼、空運、輸送用機器が週間の上昇率トップ5となっており、景気敏感系かつ出遅れ感の強いところが物色されている。一方、きょうは7月上旬まで鋭角的に上昇していたレーザーテックが急落した。短期的には値持ちの良かった銘柄をいったん手じまい、過熱感の少ないところを選好する流れが強まる可能性がある。


【来週の見通し】
 堅調か。東京市場は4日立ち合い。今週の日本株は週後半の動きが弱かったが、米雇用統計と三連休を控えており、これらを前にリスク回避の売りも出やすい状況であったと推測される。それだけに、連休明けは比較的買いが入りやすい地合いになると考える。引き続き決算発表が多く、11日のソフトバンクGは中でも注目を集める。個人投資家人気の高い新興企業の決算も多く、個別の材料には事欠かない。引き続き為替動向には一喜一憂することになりそうだが、米国株にしっかりとした動きが見られている点は安心材料。為替の影響が相対的に軽微な中小型株に流れが向きそうだ。
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