NY為替見通し=新型コロナ関連や米中対立の動向を眺めながらの取引に
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 本日のニューヨーク為替市場は、米の新型コロナ関連(コロナの追加対策の行方や新規感染者数)や米中対立の動向を眺めながらの取引となるか。
 新型コロナの追加対策を巡る協議で米・与野党が先週合意できず、トランプ大統領は失業給付の上乗せ延長を含めた対策を大統領権限で発動。これに対して民主党は憲法違反とし反発しているが、秋の選挙を控えて強硬姿勢を貫けるかは不透明だ。
 もし、民主党が強気のまま大統領令を提訴するようであれば、判決まで長引くために雇用対策が遅れ、消費減速から景気回復の後ずれに繋がりかねない。その場合、上昇トレンドを強めてきた米株もさすがに調整売りに傾き、為替もそれにつれた動き(リスクオンの後退)となるだろう。
 新型コロナウイルスについては、ワクチンや治療薬開発への期待度が高く、米国内での感染・死亡者増への市場の反応は鈍い。ただ、米テキサス州では週間での検査陽性率が20.3%と過去最高を記録しており、まだ予断は許さない状況ではある。

 米中対立は、香港や新疆ウイグル自治区の人権問題、南シナ海における軍事衝突の可能性、次世代通信やハイテク企業に絡む覇権争いなど、落ち着きどころがまったく見えない状態だ。ただ今までのところ金融市場は、対立激化に対しての恐怖感はそれほど高くないようにみえる。「第1段階の貿易合意を破棄」などとなれば別だが、それ以外はリスクオフに大きく傾くことはまだないか。

 なお、ユーロドルは投機筋のロングがかなり溜まってきており、新たなユーロポジティブ要因、または米金利の大幅低下などがない限りは上がり難くなってきている。1.18ドルには本日NYカット(東京23時)の大きめのオプション設定が観測されるものの、その後に反発要因が見当たらなければ下値を試す展開もありそうだ。

想定レンジ上限
・ドル円の上値めどは3日高値106.47円。ユーロドルは7日NY朝の戻り高値1.1845ドルが抵抗水準。

想定レンジ下限
・ドル円の下値めどは6日安値105.30円。ユーロドルは3日安値1.1696ドルが支持水準。


(小針)
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