東京為替見通し=104円台を維持するか注目、豪ドル・ポンド・ランドの注目イベントに警戒
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 欧州市場でドル円は、米連邦公開市場委員会(FOMC)でのハト派声明を警戒して欧州時間から円高・ドル安が進んだ。ユーロ円など一部クロス円が下落した影響も受けて一時104.81円と7月31日以来の安値を更新した。
 一方、FOMC結果公表やFRB議長が無難な内容だったことで全般ドル買いが強まると105円台を回復する場面も見られた。
 ユーロドルは、バイトマン独連銀総裁がドイツ国内で批判が目立つ欧州中央銀行(ECB)の債券買い入れについて擁護したことが関係者筋の話で分かったほか、デコス・スペイン中銀総裁も「必要に応じてなお追加緩和の余地がある」と述べたことで、NY序盤から売りが強まり、一時1.1788ドルまで下値を広げた。

 本日のドル円は上値が重く推移するか。昨日はユーロドルをはじめドル買いに市場が傾く場面があったときも、ドル円は上値が重い展開が続いた。米金利の上昇局面でもドル円の買いの反応は鈍く、今週は菅新政権を試すかのように円買いトレンドが続いている。
 本日は日銀金融政策決定会合があり、黒田日銀総裁の記者会見も行われるがサプライズを期待するのも難しいことで、この円買いトレンドがどこまで続くかを確かめたい。
 ただし、104円台はこの半年の値動きを見ても7月28日から31日までの間の4営業日以外は記録していないことで、本邦勢を含め水準的には買い意欲が強く、大きく値崩れしにくいかもしれない。
 ドル円以外の通貨も本日は大きく動きそうだ。すでにNZから4-6月期の国内総生産(GDP)の発表があり、オセアニア通貨が神経質に動いている。本日は豪州からも8月の雇用統計の発表が予定されている。
 8月はメルボルンを中心にロックダウンが厳格化されたこともあり、失業率は7月の7.5%から7.7%程度まで悪化するという市場予想になっている。
 また、英国(イングランド銀行=BOE)や南ア(南ア準備銀行=SARB)も金融政策委員会(MPC)後に政策金利を発表する。BOEは据え置き予想が大半を占めているが、今後のマイナス金利導入などを含め議事要旨の内容も精査する必要がありそうだ。
 SARBは3.25%に引き下げと3.50%で据え置きが拮抗していることで、結果次第でランドも大きく動く可能性が高い。
 また、英国は国内市場法案をめぐる全院委員会は昨日で第2回目が終わり、第3・4回目は来週の21・22日に予定されている。法案に関しては昨日も噂や発言でポンドが動いたことで、今後も法案絡みのニュースには目を配る必要がありそうだ。

(松井)
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