株式明日の戦略-中央銀行イベントは無難に消化、4連休前も売り圧力は限定的か
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 17日の日経平均は反落。終値は156円安の23319円。米国株がFOMC後のパウエル議長会見を受けて失速して終えたことから下落スタート。序盤では150円近く下げた後に持ち直すなど底堅さもうかがえたが、戻したところで改めて売り圧力が強まり、前場は安値引け。日銀の金融政策は現状維持で特段のサプライズはなく、後場に入って早々に下げ幅を200円超に広げた。ただ、大きく押したところでは買いも入り、その後は戻りは鈍かったものの下値も限られ、小動きが続いた。東証1部の売買代金は概算で2兆円。業種別では倉庫・運輸や繊維、海運などが上昇している一方、陸運や空運、非鉄金属などが下落している。昼休みに1:2の株式分割を発表したNo.1が後場に買いを集めてストップ高。半面、円高進行で自動車株が嫌われる中、いすゞが5%を超える下落となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1116/値下がり931。キーエンスや楽天が逆行高。BASEやアンジェスなどマザーズの主力銘柄に非常に強い動きが見られた。上方修正を発表したアスクルやアスコットが急騰。増配を発表した東海東京FGが大幅高となった。JR東日本との資本業務提携を発表した千趣会はストップ高比例配分と買いが殺到した。一方、提携相手のJR東日本は今期の営業赤字見通しと減配を発表して大幅安。JR西日本も同様の発表で値を崩し、JR東海ほか鉄道株全般に売りが波及した。米ハイテク株の下落が嫌気されてレーザーテックが大幅安。破産手続開始を発表したNutsは80%安となった。本日東証1部に新規上場した雪国まいたけは売り気配スタート。初値がついた後は落ち着いた動きが続いたが、公開価格は上回ることができず、終値は初値を若干下回った。

 日経平均は終日軟調。ただ、FOMC結果を受けた米国株やドル円の反応が日本株にはフレンドリーでなかった割には、そこまできつい下げとはならなかった。終値(23319円)では5日線(23443円、17日時点、以下同じ)は下回ったものの、25日線(23202円)は下回っておらず、チャート形状はそこまで悪化していない。あすは東京市場は4連休前となるため、積極的に上値を追う地合いにはなりづらいと考える。ただし、(1)足元では国内のコロナ感染被害がそれほど深刻な状況ではないこと、(2)その分、この4連休はそれなりに人々が動いて経済活動にはプラスの影響をもたらすと思われること、(3)米国株はある程度調整が進んでおり、東京市場が休場の間に切り返す期待も高まりやすいこと―などから、リスク回避の売りもそれほど出てこないと思われる。来週が3日立ち合いとなることから、目先の物色は短期志向となりやすく、新興市場が活況になると予想する。
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