ニューヨーク外国為替市場概況・29日 ユーロドル、続伸
29日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは小幅続伸。終値は1.1686ドルと前営業日NY終値(1.1683ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。7月米PCEデフレーターは市場予想に沿った内容となったが、指標の発表直後に上下に振れた場面では一時1.1651ドルまで本日安値を更新した。
ただ、その後は買い戻しが優勢に。8月米シカゴ購買部協会景気指数や8月米ミシガン大学消費者態度指数・確報値は市場予想を下回り、同時に発表された1年先と5-10年先の期待インフレ率も速報値から下方修正された。市場では「9月の米利下げ予想に影響を与える内容ではなかった」との見方が広がり、米利下げ観測を手掛かりにしたドル売りが徐々に強まった。24時過ぎに1.1709ドルまで25日以来の高値を更新。その後も1.1700ドルを挟んだ高値圏で推移していたが、引けにかけては1.1680ドル台まで伸び悩んだ。
ドル円は反発。終値は147.05円と前営業日NY終値(146.93円)と比べて12銭程度のドル高水準だった。米長期金利の上昇を手掛かりにした買いが入り、21時30分過ぎには一時147.41円まで値を上げた。もっとも、その後はさえない米経済指標を受けたドル売りの流れに沿って上値を切り下げる展開となり、24時過ぎには146.77円とアジア時間につけた安値に面合わせした。一方で同水準付近では下値の堅さが意識されて下げ渋るなど、総じて147.00円を挟んだ水準で神経質に上下した。
ユーロ円は続伸。終値は171.86円と前営業日NY終値(171.67円)と比べて19銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの上昇につれた円売り・ユーロ買いが進んだ。ドル円の下げが一服したことも相場の支えとなり、4時過ぎには172.01円まで値を上げた。
本日の参考レンジ
ドル円:146.77円 - 147.41円
ユーロドル:1.1651ドル - 1.1709ドル
ユーロ円:171.24円 - 172.01円
(岩間)
ただ、その後は買い戻しが優勢に。8月米シカゴ購買部協会景気指数や8月米ミシガン大学消費者態度指数・確報値は市場予想を下回り、同時に発表された1年先と5-10年先の期待インフレ率も速報値から下方修正された。市場では「9月の米利下げ予想に影響を与える内容ではなかった」との見方が広がり、米利下げ観測を手掛かりにしたドル売りが徐々に強まった。24時過ぎに1.1709ドルまで25日以来の高値を更新。その後も1.1700ドルを挟んだ高値圏で推移していたが、引けにかけては1.1680ドル台まで伸び悩んだ。
ドル円は反発。終値は147.05円と前営業日NY終値(146.93円)と比べて12銭程度のドル高水準だった。米長期金利の上昇を手掛かりにした買いが入り、21時30分過ぎには一時147.41円まで値を上げた。もっとも、その後はさえない米経済指標を受けたドル売りの流れに沿って上値を切り下げる展開となり、24時過ぎには146.77円とアジア時間につけた安値に面合わせした。一方で同水準付近では下値の堅さが意識されて下げ渋るなど、総じて147.00円を挟んだ水準で神経質に上下した。
ユーロ円は続伸。終値は171.86円と前営業日NY終値(171.67円)と比べて19銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの上昇につれた円売り・ユーロ買いが進んだ。ドル円の下げが一服したことも相場の支えとなり、4時過ぎには172.01円まで値を上げた。
本日の参考レンジ
ドル円:146.77円 - 147.41円
ユーロドル:1.1651ドル - 1.1709ドル
ユーロ円:171.24円 - 172.01円
(岩間)