株式明日の戦略-押し目は拾われプラスを確保 あすは波乱の要素が満載

 7日の日経平均は3日続伸。終値は15円高の53429円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1129/値下がり411。三菱重工、川崎重工、IHIの防衛大手3社がそろって上昇。住友不動産や三井不動産など不動産株の動きが良かった。フリー、マネーフォワード、ラクスなどSaaS関連の多くが大幅上昇。月次を材料にインターメスティックが急伸した。

 一方、古河電工、住友電工、フジクラの電線大手3社がそろって大きめの下落。第4四半期の個別売上高と出荷額の速報値を発表したディスコが6%を超える下落と弱さが目立った。1Qが大幅増益となったネクステージは、高く始まったものの買いが続かずマイナス圏に沈んだ。決算を材料に薬王堂HDや壱番屋が大幅に下落した。

 スタンダード市場に新規上場したヒトトヒトホールディングスは、公開価格を小幅に下回る初値をつけたが、終値は初値や公開価格を上回った。

 トランプ米大統領が定めたイラン停戦に向けた交渉期限が、日本時間8日の午前9時となっている。期限までにイランが歩み寄るのか、期限の延長があるのか、期限を過ぎた場合に米国が即座にイランを攻撃するのかなど、現時点では読めない要素が多い。あすは取引時間中に相場の雰囲気がガラッと変わる可能性もあり、落ち着かない1日になることが予想される。

 波乱の要素が多いあすを前に、きょうの日経平均は500円超上昇した後に一時下げに転じたにもかかわらず、プラスで終えた。プライムでは値上がり銘柄が値下がりの倍以上あった。場中に急失速したのだから、あすを警戒してリスク回避の売りが加速しても不思議はなかったが、下値は冷静に拾われた。

 あすの反応が上ならば、3月の下げで当面の売りは出尽くしたとの見方が強まりやすい。下の場合、底割れしないことが重要となるが、直近の安値は3月31日の取引時間中につけた50558円。きょうの終値は53429円で、3000円近く上に位置している。簡単に値幅が出るだけにまだ安全圏ではないが、きょうで3日続伸するなど足元の動きは悪くない。大崩れを回避して底打ち期待を高めることができるかに注目したい。
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