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欧州マーケットダイジェスト・10日 株小幅安・金利上昇・ドル安・円安

(10日終値:11日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=159.29円(10日15時時点比△0.04円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=186.74円(△0.58円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1723ドル(△0.0033ドル)
FTSE100種総合株価指数:10600.53(前営業日比▲2.95)
ドイツ株式指数(DAX):23803.95(▲3.04)
10年物英国債利回り:4.835%(△0.086%)
10年物独国債利回り:3.058%(△0.070%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)
       <発表値>    <前回発表値>
3月独消費者物価指数(CPI)改定値
(前月比)   1.1%       1.1%
(前年同月比) 2.7%       2.7%
3月スイスSECO消費者信頼感指数
        ▲42.9      ▲30.4

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ユーロドルは伸び悩み。日本時間夕刻に一時1.1678ドルと日通し安値を更新したものの、前日の安値1.1651ドルが目先サポートとして意識されると下げ渋った。
 NYの取引時間帯に入り、3月米消費者物価指数(CPI)が前年比で予想を下回り、エネルギーと食品を除くコア指数が前月比・前年比いずれも予想より弱い内容だったことが分かると全般ドル売りが優勢に。4月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)速報値が予想を下回ったこともドル売りを促し、0時30分前に一時1.1739ドルと3月2日以来の高値を更新した。
 ただ、買い一巡後はやや上値を切り下げた。米国とイランは明日11日、パキスタンの首都イスラマバードで停戦交渉を開始する。米イランの和平交渉を控える中、「トランプ米大統領はイランとの交渉が決裂した場合に備えて軍艦を再装備している」との一部報道が伝わると、WTI原油先物の上昇とともに「有事のドル買い」が入った。1時30分過ぎには一時1.1714ドル付近まで下押しした。

・ドル円は下値が堅かった。3月米CPIの下振れを受けて円買い・ドル売りが先行すると一時158.94円と日通し安値を付けたものの、一目均衡表基準線158.87円や転換線158.96円付近では買いが入りやすく、すぐに持ち直した。米イランの和平交渉を週末に控える中、「有事のドル買い」も意識された。2時前には159.35円付近まで値を戻し、アジア時間に付けた日通し高値159.37円に迫った。

・ユーロ円はしっかり。ユーロドルの上昇やドル円の持ち直しにつれた買いが入ると一時186.79円まで上昇し、1月23日に付けたユーロ導入以来の高値186.87円に迫った。
 なお、ユーロ円以外のクロス円も堅調だった。ポンド円は214.47円、豪ドル円は112.87円、NZドル円は93.38円、スイスフラン円は202.56円、メキシコペソ円は9.22円まで値を上げた。

・ロンドン株式相場は小幅ながら続落。米国とイランの和平交渉への期待から、本日のアジア株式相場が上昇すると英株にも買いが入り、指数はプラス圏で推移する場面もあった。ただ、中東情勢の先行き不透明感は根強く、引けにかけて失速した。ロールス・ロイス・ホールディングスやBAEシステムズなど資本財サービス株が売られたほか、BPやシェルなどエネルギー株が値下がりした。

・フランクフルト株式相場は小幅ながら続落。米国とイランの和平交渉への期待から、本日のアジア株式相場が上昇すると独株にも買いが先行。しばらくは堅調に推移した。ただ、中東情勢の先行き不透明感から売りが出ると引けにかけて失速した。個別ではラインメタル(5.57%安)やハノーバー再保険(1.45%安)、ザランド(1.35%安)などの下げが目立った。

・欧州債券相場は下落。原油先物の高止まりや米長期債の下落を受けて、欧州債にも売りが出た。

(中村)
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