東京外国為替市場概況・10時 ドル円、弱含み

 27日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。10時時点では129.64円とニューヨーク市場の終値(130.22円)と比べて58銭程度のドル安水準だった。1月東京都区部消費者物価指数(CPI、生鮮食品を除く総合)が、市場予想の+4.2%を上回る+4.3%となったことでドル円は弱含んだ。値ごろ感から買い支えられる場面もあったが、東京仲値前は売りに押され129.50円まで円買い・ドル売りが進んだ。
 なお、本邦10年債利回りは0.50%の壁があることで動意薄だが、中期債はCPIの発表を受けて上昇している。
 
 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0896ドルとニューヨーク市場の終値(1.0892ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。対円でのドル売りがユーロドルの下値を支えているが、1.0900ドルに大きめのオプションが本日NYカットにあることで、値動きは制限され小幅なレンジ取引にとどまっている。

 ユーロ円は軟調。10時時点では141.26円とニューヨーク市場の終値(141.83円)と比べて57銭程度のユーロ安水準だった。東京都区部のCPI発表後はクロス円も軟調推移。ユーロ円が141.09円まで売られたほか、豪ドル円は92.27円、ポンド円は160.74円まで下値を広げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:129.50円 - 130.24円
ユーロドル:1.0887ドル - 1.0900ドル
ユーロ円:141.09円 - 141.85円

(松井)
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