ロンドン為替見通し=英「国内市場法案」めぐる不透明感が引き続き重し

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 ロンドンタイムは、英政府による「国内市場法案」で混迷を深める欧州連合(EU)離脱後の自由貿易協定(FTA)交渉の行方や、同法案をめぐる英政府・政権や連邦内の混乱を懸念したポンドや、ユーロクロスの動向を注視する展開となるだろう。
 国際法の違反と指摘される同法案に対し、政府内や議会の反発も強い。英野党・労働党は同法の修正を可能とする法案を提出している。
 本日の日本時間早朝に否決されたが、与党・保守党内にも批判的な勢力が集まっているようだ。先週は、法定文書起草や新法案の助言を行う法務担当官トップのジョナサン・ジョーンズ氏が、政権によるEU離脱協定修正への不満を理由に辞任するとの話もあった。
 下落が続いてきたことに対するショートカバーの戻りも急激になりやすいが、異なる世帯から6人を超えて集まることが違法になるなど、新たなコロナ対策の経済活動への悪影響も気になる。
 「EUが、英国によるユーロ建てデリバティブ決済業務(クリアリング)へのアクセス決定を延期へ」とEUの報復とみられる内容も報道されており、ポンド相場にとってネガティブな要因も多い。
 対照的に、ユーロはECB内でのユーロ高けん制の意向が、以前に懸念されていたほど強くないとの認識から底堅さを取り戻しつつある。ポンド相場へ影響が大きいユーロクロスの動きもポンドの圧迫要因となりやすい。


・想定レンジ上限
 ポンドドルは、昨日14日の上振れ水準1.2919ドル。
 ユーロドルは、10日高値1.1917ドルを上抜け上昇が加速した際に歯止めとなりそうなオプションが観測される1.1950ドル。

・想定レンジ下限
 ポンドドルは、1.2733ドル前後で下支えになりそうな90日移動平均線付近。
 ユーロドルは10日安値1.1801ドル。

(関口)

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