ロンドン為替見通し=ハト派な英金融政策の姿勢想定も、思惑が荒っぽい動き誘うリスク警戒

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 ロンドンタイムは、イングランド銀行(中銀、BOE)の金融政策発表を受けたポンド相場が注目となる。
 2日、ラムスデンBOE副総裁は8月MPC時点の見通しより経済が悪化するリスクを指摘し、「必要なら量的緩和(QE)ペースを大幅に拡大することが可能」と発言。同日、ブリハMPC委員も「数カ月のうちに景気は回復するだろうが、GDPはパンデミック前の水準を5%以上は下回ると確信」と述べた。ベイリーBOE総裁も、家計消費が非常に不安定であることに言及していた。
 コロナショックや欧州連合(EU)離脱後の自由貿易協定(FTA)合意に関する停滞感が、英景気の先行きを不透明にしているため、MPCはハト派な結果が想定できる。ただ、荒っぽく上下するリスクに留意したい。
 4日にBOEのサンダース金融政策委員会(MPC)委員が「マイナス金利に対する再調査は終わっていないが、理論的にはマイナス金利に反対しない」と述べたことが、市場のマイナス金利・早期導入の思惑を高めている可能性はある。 短期金融市場では、来年5月までに英政策金利がマイナス水準に落ち込む可能性を織り込む動きがあった。
 だが、同委員が「マイナス金利に対する再調査は終わっていないが」と述べたまだ慎重な部分を残している点を軽視して、市場が今回の会合結果へ前のめりになりすぎていると肩透かしとなり、巻き戻しのポンド買いが強まることは考えられる。


・想定レンジ上限
 ポンドドルは、昨日16日高値1.3007ドル。
 ユーロドルは、本日NYカットのオプション観測水準1.1850ドル。

・想定レンジ下限
 ポンドドルは、15日安値1.2815ドル。
 ユーロドルは1-9日下落幅によるN計算値1.1659ドル。

(関口)

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