株式明日の戦略-後場地合い変調で大幅安、25日線上を回復できるかが焦点に

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 30日の日経平均は4日ぶり大幅反落。終値は353円安の23185円。米国株安を受けて60円程度下げて始まったが、前場では米国の大統領候補者討論会をにらみながらの小動きが続き、前引けにかけては下げ幅を縮める動きも見られた。しかし、米株先物の失速を受けて、後場は売り圧力が強まる展開。後場寄りから下げ幅を3桁に広げると、地合いの変調が嫌気されて一本調子の下落となった。14時を過ぎた辺りからは売りが加速し、終わってみれば300円を超える大幅安。TOPIXは安値引けとなった。一方、外部環境の影響を受けづらいマザーズ指数は小幅な下落で終えたものの、後場も落ち着いた値動きが続いた。東証1部の売買代金は概算で2兆9100億円。業種別ではプラスは情報・通信の1業種のみで、精密機器や食料品の下げが限定的。一方、銀行や証券・商品先物、空運などが大きく売られた。米系ファンドによる支援観測が伝わったレオパレス21が後場急騰。売買停止となりそのまま終えたが、ストップ高水準まで買いを集めた。半面、監査意見の不表明に関する発表があったハイアス・アンド・カンパニーが後場急落。こちらは売買停止を挟んでストップ安まで売られた。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり253/値下がり1892。NTTドコモがTOB価格にサヤ寄せして20%を超える上昇。ソフトバンクGやホンダが逆行高となった。QUICKとの業務提携を発表したミンカブや自己株取得を発表したグリーが急伸。上方修正を発表したJフロントが10%近い上昇となり、バイク王も上方修正を材料にストップ高比例配分と買いを集めた。一方、三菱UFJや三井住友など銀行株が大幅安。チェンジが商いを伴って16%超の下落と売りを浴びた。ケーヨーやスギHDは業績関連のリリースを材料に急落。直近上場のrakumoが後場に入って大きく値を崩した。きょう新規上場のアクシスと2日目突入のヘッドウォータースは、ともに買いが殺到して初値は持ち越しとなった。

 日経平均は前場では下げ渋ったものの、後場は下に傾き大幅安。米株先物の下落に強く反応して、下値を模索する流れとなった。今晩の米国株の反応および、これを受けたあすの日本株の動向は大きく注目される。米国株は9月に入って調整色を強めていたが、政治イベントが改めての売り材料となるようだと、11月3日の大統領選までは買いを入れづらいとの見方が強まりやすい。米国株は下げることにはなりそうだが、引け味が良いか悪いかには注意を払っておく必要がある。日本株に関しては、今晩の米国株の下落は先取りしているはずで、あすの売り圧力は限定的となって然るべき。きょうは下にオーバーシュートしすぎた可能性もあり、米国株が下げても落ち着いた反応であれば、そのことが押し目買いを誘う材料にもなり得る。ただ、日経平均がここから一段安となって23000円をあっさり割り込むようだと、一気に警戒ムードが高まる可能性もある。きょうの下げでは25日線(23278円、30日時点)を割り込んでいるが、8月後半以降では同水準を割り込んだところではすぐに買いが入って切り返している。早々に25日線より上を回復できるかが目先の焦点となる。

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