NYマーケットダイジェスト・23日 株まちまち・金利低下・ユーロ高

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(23日終値)
ドル・円相場:1ドル=104.71円(前営業日比▲0.15円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=124.19円(△0.25円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1860ドル(△0.0042ドル)
ダウ工業株30種平均:28335.57ドル(▲28.09ドル)
ナスダック総合株価指数:11548.28(△42.28)
10年物米国債利回り:0.84%(▲0.02%)
WTI原油先物12月限:1バレル=39.85ドル(▲0.79ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1905.2ドル(△0.6ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)        <発表値>  <前回発表値>
10月米製造業PMI速報値        53.3      53.2
10月米サービス部門PMI速報値     56.0      54.6
10月米総合PMI速報値         55.5      54.3

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ユーロドルは反発。欧州時間に発表された10月の独・ユーロ圏製造業PMI速報値が予想を上回ったことを受けて全般ユーロ買いが強まった。高く始まったダウ平均が一時210ドル超下落するとリスク・オフのドル買いが入り1.1825ドル付近まで下押しする場面もあったが、下値は堅かった。引けかけては再びユーロ買いが優勢となり、5時過ぎに一時1.1865ドルと日通し高値を更新した。
 なお、イタリアやフランスでは日別の新型コロナウイルス感染者が過去最多を更新したものの、相場への影響は限られた。米食品医薬品局(FDA)が前日に新型コロナ治療薬として、バイオ製薬のギリアド・サイエンシズの「レムデシビル」を承認したことで、市場ではワクチン開発の進展期待が高まっている。「米日用品・医療大手のジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は新型コロナワクチンの臨床試験(治験)を近く再開する」との報道も伝わった。

・ドル円は反落。ポンドドルの下落や米国株相場の失速でドル買い戻しが進み、一時104.88円付近まで持ち直す場面もあったが、アジア時間に付けた日通し高値104.94円を上抜けることは出来なかった。この水準はトランプ米大統領の新型コロナ感染が判明して付けた2日の安値であり、重要な戻りの目途として意識される。米長期金利の低下なども相場の重し。

・ユーロ円は3日ぶりに反発。独やユーロ圏の製造業PMIが良好な内容となったことで円売り・ユーロ買いが優勢となり、一時124.23円と日通し高値を付けた。

・ポンドは頭が重かった。英国と欧州連合(EU)の将来関係を巡る交渉が最終盤に入る中、「フランスは英海域の漁業権について譲歩する意向を示している」との報道が伝わるとポンド買いが先行したものの、その後は一転下落した。市場では「25日まで行われる英EU交渉を見極める必要がある」との指摘があった。ポンドドルは一時1.3019ドル、ポンド円は136.37円、ユーロポンドは0.9107ポンドまでポンド安に振れた。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。新型コロナ感染症ワクチン開発の進展期待などを背景に買いが入ったものの、米追加経済対策を巡る与野党協議への不透明感から売りが出ると下げに転じた。インテルが前日発表した四半期決算を受けて、アナリストによる目標株価の引き下げが相次ぐと同社株が10%超急落。相場全体の重しとなった。
 一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸した。

・米国債券相場で長期ゾーンは7日ぶりに反発。足もとで相場下落が続いたあとだけに週末を控えたポジション調整目的の買いが入った。米追加経済対策を巡る与野党協議への不透明感も債券買いにつながった。

・原油先物相場は反落。欧米でコロナ感染の拡大が止まらず、規制強化などにより景気回復ペースが鈍化し、エネルギー需要が減退するとの懸念が重しとなった。米大手石油ガス開発のベーカー・ヒューズが発表した、今週の米国内の原油・天然ガスを合わせた掘削装置(リグ)稼動数は先週から5基増加して287基となったことも、原油の上値を圧迫した。

・金先物相場はほぼ横ばい。米追加経済対策が大統領選前の前に合意するか、それとも大統領選後に先送りされるかが不透明で、週末を控えていることもあり、方向感に欠ける動きとなった。

(中村)

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