NYマーケットダイジェスト・30日 株安・金利上昇・ドル高

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(30日終値)
ドル・円相場:1ドル=104.66円(前営業日比△0.05円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=121.93円(▲0.19円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1647ドル(▲0.0027ドル)
ダウ工業株30種平均:26501.60ドル(▲157.51ドル)
ナスダック総合株価指数:10911.59(▲274.00)
10年物米国債利回り:0.87%(△0.05%)
WTI原油先物12月限:1バレル=35.79ドル(▲0.38ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1879.9ドル(△11.9ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ユーロドルは5日続落。豪ドルなど対資源通貨中心にドル売りが出た影響で、ユーロに対してもドル売りが先行。市場では「月末のユーロ買いのフローが散見された」との声も聞かれ、22時前に一時1.1704ドルと日通し高値を付けた。
 ただ、そのあとはロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングに向けた持ち高調整のユーロ売り・ドル買いが優勢に。ダウ平均が一時500ドル超下落したこともリスク・オフのドル買いを促し、1.1640ドルと9月28日以来約1カ月ぶりの安値を更新した。
 欧州で新型コロナウイルス感染が再拡大していることも引き続きユーロの重し。イタリアでは日別の新型コロナ感染者が3万1000人を超えて過去最多を記録したほか、フランスでは新型コロナによる死者数が545人増と4月20日以降最多となった。

・ドル円は小幅ながら続伸。アジア時間に104.00円の下抜けに失敗したことで海外市場ではショートカバーが優勢に。資源国通貨に対してドル売りが出ると、相場は伸び悩む場面があったが、米国株相場の下落に伴うリスク・オフのドル買いが強まると前日の高値104.73円を上抜けて一時104.74円まで値を上げた。米10年債利回りが0.87%台まで上昇したことも相場の支援材料。
 ロンドン・フィキシングにかけては「米大統領選を来週11月3日に控えるなか、ポジション調整の売買が交錯した」との声が聞かれ、やや荒い値動きとなったものの、フィキシングを通過すると商いが細った。

・ユーロ円は5日続落。ユーロドルが日通し高値を付けたタイミングで一時122.46円と本日高値を付けたものの、ユーロドルが失速するとユーロ円にも売りが出て121.69円付近まで押し戻された。ロンドン・フィキシングに絡んだ売りも散見された。

・トルコリラは対ドルで一時8.3849リラ、対円で12.45円と史上最安値を更新した。トルコとギリシャの間のエーゲ海を震源とするマグニチュード7.0の地震が起き、津波が発生。トルコ災害緊急事態対策庁は現在までのところ17人が死亡し、700人以上が負傷したと明らかにした。エーゲ海沿いのトルコ第3の都市イズミルでは集合住宅など多くの建物が倒壊し、一部地区では浸水の被害も出た。最大都市イスタンブールでも大きな揺れが確認されており、同国経済への地震の影響が懸念される。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。前日に発表した四半期決算の内容が嫌気されてアップルなど主力ハイテク株が売られ、相場の重しとなった。米国の1日あたりの新型コロナ感染者数が過去最多を更新し景気懸念が高まる中、米大統領選を来週に控えて、買い手控えムードも強かった。ダウ平均は一時500ドル超下げる場面があった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反落した。

・米国債券相場で長期ゾーンは3日続落。9月米PCEや10月米シカゴPMI、10月米消費者態度指数確報値など予想を上回る米経済指標が相次いだため、債券売りが優勢となった。

・原油先物相場は3日続落。新型コロナ感染の急速な再拡大で経済活動の停滞が懸念され、エネルギー需要減への警戒感が高まっている。OPECの10月原油生産量が4カ月連続で増加したとの報道も相場の重しとなり、原油先物は一時35ドル前半まで売り込まれた。引けにかけては持ち高調整で下げ渋ったものの、週間では10.2%減の下落幅を記録した。

・金先物相場は3日ぶりに反発。新型コロナ感染の再拡大に歯止めがかからず、景気回復の遅れが懸念されるなかリスク・オフ地合いが強まり、安全資産とされる金は買い戻しが先行した。もっとも為替相場でドルがユーロなどに対して買いが強まると、ドル建ての金先物は引けにかけて伸び悩んだ。

(中村)

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