東京為替見通し=ドル円はレンジ取引か、豪ドル・ポンドの値動きに要注目

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 海外市場でドル円は、対ポンドなどでドル売りが進んだ影響を受けて一時103.91円付近まで下押ししたものの、ロンドン・フィキシングに絡んだドル買いのフローも観測されて、一時104.41円と日通し高値を更新した。
 ユーロドルはポンドやカナダドルに対して米ドル売りが先行した流れに沿って、ユーロ買い・ドル売りが先行し、一時1.2003ドルと9月1日以来約3カ月ぶりの高値を付けた。ただし、月末のロンドン・フィキシングではユーロ売り・ドル買いのフローも観測されて、引け間際には一時1.1924ドルと日通し安値を更新した。

 本日のドル円は104円台でのもみ合いか。昨日は米株式市場が軟調に推移したこともあり、ドルの買い戻しになった。しかし、先月の米主要株価3指数とも史上最高値を更新し、ダウ平均に至っては1987年1月以来の高パフォーマンスを記録した。株価の調整でドルの買い戻しとなったが、この流れが本日も続くかは定かでもなく、今後明らかになる米国の感謝祭以後の結果(ウイルスの感染拡大やサイバーマンデーの売り上げ)などを見ながらの動きが続くだろう。よって本日の東京時間は先週のレンジ(24日の高値104.76円から23日安値103.69円)を抜け出すのは難しいと思われる。また、仮に104.00円近辺まで下がった場合は、3日のNYカットに同水準で大きめのオプションが設定されていることで、103円台では買いが入ってくることも予想され、オプションが値動きを狭めそうだ。

 ドル円以外の通貨で本日の東京時間で相場を動かすのは豪ドルとポンドになるか。本日の日本時間の12時半に豪準備銀行(RBA)が政策金利を発表する予定だ。11月に政策金利並びに3年債の目標利回りを0.25%から0.10%に引き下げていることもあり、今回は政策金利の変更はないだろう。ただし、ロウRBA総裁が先月中旬に「豪州は中国との強固な貿易関係を維持する必要がある」と発言していたことを考えると、昨日も中国の外務省高官のフェイク画像ツイートでより豪中関係が悪化しているように、対中関係について声明文に記載される可能性もあることには注意しておきたい。最近の豪ドルは特に対NZドルでの値動きが活発で、昨日も豪ドル/NZドルは今年4月以来の豪ドル安・NZドル高に傾いている。本日の豪ドルの動きも対ドル、対円だけでなく対NZドルも注視する必要がありそうだ。
 ポンドに関しては、欧州連合(EU)との交渉次第になる。市場では英各紙の観測記事や、交渉担当者をはじめ要人の発言だけには見飽き(聞き飽き)半ば食傷気味になっている。今週が最終週と言われる中で、合意か決裂かのどちらかの結果を待っている状況だ。どちらかの結果が出た場合はこれまでのレンジを大きく突き抜ける可能性もあるので、注意を怠らないようにはしておきたい。

(松井)

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