株式明日の戦略-小幅高も良好な地合いを再確認、安川電機やセブン&アイの決算反応に注目

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 12日の日経平均は小幅に3日続伸。終値は25円高の28164円。前日の米国株の下落を嫌って下げて始まると、開始早々には下げ幅を200円超に拡大。しかし、すぐに押し目買いが入って切り返すと、ほどなくプラス圏に浮上した。その後は上げ幅を広げたところでは上値が重くなる一方、マイナス圏に沈んだところでは買いが入った。強弱感が入り交じる中、先週末の終値付近で推移する時間が長かったが、取引終盤には改めて上を試す動きも見られ、終値ではプラスを確保した。前引けでは下げていたTOPIXもプラスで終えた。

 東証1部の売買代金は概算で2兆8900億円。業種別では電気・ガスや石油・石炭、空運などが上昇した一方、パルプ・紙や証券・商品先物、サービスなどが下落した。1Qが営業黒字転換となった良品計画が急伸。昨年1月につけた高値を上回る場面もあった。半面、今期は最終赤字見込みとなり、株主優待の廃止も発表したポプラが後場に入って急落した。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1076/値下がり1038。信越化学や日本電産など大型のハイテク株が強い上昇。英国でリウマチ薬がコロナ治療に効果があったと伝わった中外製薬が大幅高となった。証券会社が目標株価を引き上げたスズキが買いを集め、1Qが大幅増益となったヒト・コミュニケーションズがストップ高。電力需要のひっ迫を手掛かりに東電HDが9%近く上昇するなど、既存の電力会社が軒並み高となった。

 一方、エムスリーやNTT、ファナックなどが軟調。決算が売り材料となったブロッコリー、エスクローAJ、カーブスが急落した。既存の電力会社が騰勢を強める中で、レノバやイーレックスなど新電力関連は大きく売られる展開。大型株の値持ちの良さが意識される中、ココペリやオンデックなど直近IPOの一角が値を崩した。

 日経平均は3日続伸。終わってみれば25円高(28164円)とほぼ横ばいに近いが、開始早々に200円以上下げたところから戻しており、売りづらさが強く印象づけられた。11日の米国市場では大型グロース株は弱かったが、本日の東京市場では大型ハイテク株の強さが目立った。また、これまで物色の蚊帳の外に置かれていた薬品株や電力株などにも資金が向かっている。先週は金融株にも動意が見られたが、ハイテク株がしっかりと核になる中で、出遅れ感のあるセクターにも見直し買いが入っており、全体として水準を切り上げやすい局面にある。本日引け後には、安川電機とセブン&アイが通期の見通しを引き上げており、あすの反応が注目される。どちらも決算期待が高く、事前に買いが入っているが、材料出尽くしとならずに高値圏を維持できるようであれば、全体でも売りづらさがより一層強まる可能性が高い。

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