東京為替見通し=ドル円、米10年債利回り低下を受けて伸び悩む展開か

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 12日のニューヨーク外国為替市場でドル円は、米10年物国債利回りが1.1855%まで上昇したことで104.33円まで上昇後、米10年債利回りの低下を受けて103.72円まで反落した。ユーロドルは、1.2137ドルから1.2208ドルまで反発した。ポンドは、ベイリー英中銀(BOE)総裁が「マイナス金利政策は多くの問題がある」と述べたことで全面高、ポンドドルは1.3669ドル、ポンド円は142.03円まで上昇した。

 本日の東京外国為替市場のドル円は、米10年債利回りの低下を受けて上値が重い展開が予想されるものの、明日予定されているバイデン次期米政権による追加経済対策の発表やパウエルFRB議長の講演への期待感から下値は限定的だと予想される。

 ドル円の一目均衡表のテクニカル分析では、三役逆転の売りの時代となっており、抵抗帯である雲(104.32円-104.65円)が上値を抑える展開となっている。
 ドル円のオーダー状況は、上値には、雲の中の104.40円にドル売りオーダー、超えるとストップロス買い、104.50円、104.60-80円にも断続的にドル売りオーダーが控えている。下値には、一目・転換線の103.50円、103.20円、103.00円にドル買いオーダーが控えている。

 今年のドル円が102.59円から104.40円まで上昇した背景としては、5日のジョージア州上院議員決選投票でブルーウエーブが実現したことで、追加景気刺激策への期待感が高まり、米主要株式3指数が史上最高値を更新し、米10年債利回りが0.90%台から1.18%台まで上昇したことが挙げられる。しかしながら、昨日は好調な米10年債入札を受けて米10年債利回りが1.12%台まで低下したことで、ドルは全面安の展開となっている。
 バイデン次期米大統領は、12月の米雇用統計を受けて一段の新型コロナウイルス対策が必要なことが示されたとして、明日、数兆ドル規模の追加経済対策を発表する。内容は、1人2000ドルの現金給付、失業給付の特例支給の延長、ワクチンの供給拡大を含む州・地方政府への支援、ワクチン普及対策費などが盛り込まれることが予想されている。さらに、パウエルFRB議長の講演も予定されていることで、米国の財政・金融面からの景気刺激債が期待できることで、ドル円の下値は限定的だと思われる。


(山下)

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