ニューヨーク外国為替市場概況・5日 ドル円、3日続伸

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 5日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3日続伸。終値は108.31円と前営業日NY終値(107.98円)と比べて33銭程度のドル高水準だった。米労働省が発表した2月米雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比37.9万人増と予想の18.2万人増を大きく上回ったほか、失業率が6.2%と予想の6.3%より強い数字となったことが分かると、米長期金利の上昇とともにドル買いが先行。22時30分過ぎに一時108.64円と昨年6月8日以来約9カ月ぶりの高値を付けた。ただ、買い一巡後は戻り売りなどに押されて、108.10円付近まで下押しした。米長期金利が低下に転じたことも相場の重し。
 米10年物国債利回りは良好な雇用指標を受けて一時1.6238%前後と昨年2月以来の高水準を付けたものの、そのあとは1.53%台まで低下した。
 なお、米連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を有するボスティック米アトランタ連銀総裁はオンラインイベントで「米経済はなお苦境から脱していない」「労働市場が力強さを増し、平均インフレ率が長期目標を達成する軌道に乗るまで支援策を維持する」などと述べた。2021年米経済成長率については「5-6%」と予想した。

 ユーロドルは3日続落。終値は1.1915ドルと前営業日NY終値(1.1969ドル)と比べて0.0054ドル程度のユーロ安水準だった。米重要指標を控えてしばらくはもみ合いの展開が続いていたが、良好な米雇用統計の結果が伝わるとユーロ売り・ドル買いで反応し一時1.1894ドルと昨年11月26日以来の安値を付けた。ただ、米長期金利が低下に転じると買い戻しが優勢となり1.1946ドル付近まで持ち直した。NY午後に入ると、週末を控えたポジション調整目的の売買に終始し、次第に商いが細った。
 主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは米雇用統計後に一時92.19と昨年11月25日以来の高値を付ける場面があった。米追加経済対策成立の見通しや良好な米経済指標を受けて、インフレ加速の観測が強まっており、市場では「FRBは早ければ今年中にも資産購入の減額に着手する」との思惑が浮上。短期金融市場では2022年末までの利上げを織り込んだ。

 ユーロ円は4営業日ぶりに反落。終値は128.98円と前営業日NY終値(129.24円)と比べて26銭程度のユーロ安水準。ドル円の上昇につれた買いが入り20時前に一時129.58円と日通し高値を付けたものの、そのあとはユーロドルの下落につれた売りが出て128.85円と日通し安値を更新した。

本日の参考レンジ
ドル円:107.82円 - 108.64円
ユーロドル:1.1894ドル - 1.1978ドル
ユーロ円:128.85円 - 129.58円

(中村)

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