NY為替見通し=ドル 米長期金利の動向次第、ガソリン価格にも注目

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 週明けのニューヨーク為替市場では、米長期金利の動向にドル相場は振らされる展開か。12日発表の4月米消費者物価指数(CPI)は既に上振れが予想されているが、商品価格が高止まりするなか、インフレの加速度合いが金融当局の見込みより強まる可能性もでてきたのではないか。

 商品相場の上昇に追い打ちをかけそうなのはガソリン価格だろう。米パイプライン最大手のコロニアル・パイプラインがサイバー攻撃を受け、操業停止に追い込まれた。米運輸省は燃料輸送への緊急措置を導入し、エネルギー供給の混乱を避けようとはしている。ただ今回の攻撃で石油インフラの脆弱性が明るみになり、暫くはガソリン価格高騰への警戒感は続きそうだ。なお、日本時間19時時点ではNYガソリン先物は前週末比で約1.2%高での推移。

 米連邦準備理事会(FRB)高官らは、足もとの物価上昇を予想しているものの上向きは一時的との見解がほとんどだ。しかしながら、今回のサイバー攻撃のようなことが当局者の予測に織り込まれているとは考え難く、今後はこれまでの見通しを見直す必要性がでてくるかもしれない。来月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリングが真剣に協議される可能性がこれから徐々に高まっていくか。

 なおドル円のオーダー状況は、109.10円は売り・超えるとストップロス買い、109.20円から上は断続的に売りが優勢。下サイドは109.30円に買い・割り込むとストップロス売り、108.20円や108.00円に買いが観測されている。

想定レンジ上限
・ドル円の上値めどは先週末の米雇用統計発表前につけた109.29円。

想定レンジ下限
・ドル円の下値めどは7日安値108.34円。


(小針)

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