ニューヨーク外国為替市場概況・22日 ユーロドル、反落

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 22日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは反落。終値は1.1771ドルと前営業日NY終値(1.1794ドル)と比べて0.0023ドル程度のユーロ安水準だった。欧州中央銀行(ECB)はこの日開いた定例理事会で、先行きの政策指針である「フォワードガイダンス」を変更し、景気を支えるため粘り強く緩和を継続することを約束。また、新型コロナウイルスで感染力の強いインド型(デルタ株)が回復のリスクになっていると警告した。
 この結果を受けて、21時過ぎには一時1.1771ドルまで下げたものの、NY勢が本格参入したあとは一時1.1830ドルと日通し高値を付けた。ただ、買いの勢いは長続きせず失速。1時30分過ぎには一時1.1757ドルと日通し安値を更新した。ECBがこれまでの見通しよりも長い間、政策金利を過去最低水準に維持する姿勢を示したことが改めて材料視された格好だ。

 ドル円は3営業日ぶりに反落。終値は110.14円と前営業日NY終値(110.29円)と比べて15銭程度のドル安水準だった。前週分の米新規失業保険申請件数が41.9万件と予想の35.0万件より弱い内容となり、米10年債利回りが低下に転じると円買い・ドル売りが先行。22時前に一時110.01円と日通し安値を付けた。ただ、一目均衡表転換線109.89円や一目雲の上限109.85円がサポートとして意識されると下げ渋った。
 もっとも、NY午後に入ると110円台前半での狭いレンジ取引に終始した。来週27-28日に米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えているうえ、日本の連休入りで方向感が出にくい面もあるようだ。

 ユーロ円も3日ぶりに反落。終値は129.65円と前営業日NY終値(130.10円)と比べて45銭程度のユーロ安水準。ユーロドルにつれた動きとなった。22時30分前に一時130.30円と本日高値を付けたあとは次第に売りが優勢となり、2時前には129.49円と本日安値を付けた。
 ユーロ円以外のユーロクロスも結局下げた。ユーロ豪ドルは一時1.5932豪ドル、ユーロNZドルは1.6858NZドル、ユーロポンドは0.8541ポンドまで値を下げた。ECBが新たなインフレ目標を持続的に達成できることが明確になるまで、超緩和的政策を続けると表明したことを受けた。

 南アフリカランドは大幅に下落。対円では一時7.46円、対ドルでは14.7580ランドまでランド安に振れた。南アフリカ準備銀行(SARB)はこの日、市場の予想通り政策金利を現行の3.50%に据え置くことを全会一致で決定した。このところの物価上昇を受けて、近く利上げが実施されるとの見方も出る中、一部では「利上げを主張するメンバーが出るのではないか」との思惑があっただけにランド売りで反応した。
 なお、クガニャゴSARB総裁は「ズマ前大統領の収監に抗議するデモを発端として今月発生した暴動で、コロナ禍からの景気回復が遅れる恐れがある」と警告した。

本日の参考レンジ
ドル円:110.01円 - 110.36円
ユーロドル:1.1757ドル - 1.1830ドル
ユーロ円:129.49円 - 130.30円

(中村)

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