株式明日の戦略―下げ渋るも終日軟調、トヨタの決算は相場の雰囲気を変えるか

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 3日の日経平均は反落。終値は139円安の27641円。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり533/値下がり1587。商船三井、日本郵船、川崎汽船の海運大手3社がそろって大幅上昇。商社では三井物産の派手な上昇が目立ったが、1Qが大幅増益となった双日も買いを集めた。米ナスダックの上昇を手掛かりに、レーザーテックやアドバンテスト、ディスコなど半導体株の一角が上昇。好決算が確認できた昭和電線やイーガーディアンが急騰し、1Q営業黒字転換を達成した田中化学研究所がストップ高比例配分となった。

 一方、米長期金利の低下を受けて、三菱UFJや三井住友など銀行株が軟調。三菱UFJは1Q決算を発表したが、こちらに対する反応は限られた。空運株が嫌われており、JALとANAが大幅安。中国でゲームに対して規制が入ることへの警戒からテンセントが急落しており、これを嫌気してネクソンやコーエーテクモ、カプコンなどが値を崩した。決算関連では大塚商会や王子HD、SUBARUなどが大幅安。決算発表の延期を発表したEduLabがストップ安比例半分となった。

 日経平均は反落。寄り付きからは水準を切り上げて陽線で終えたものの、そもそも寄り付きが下げすぎ。取引時間中に決算を発表した銘柄も、派手に上げたものもあるにはあるが、まずまずの内容でも売られる銘柄が多く散見された。指数の弱さが個別の決算反応にもネガティブな影響を及ぼしている。あすはトヨタやソニーGが1Q決算を発表予定。トヨタは一つ前の本決算では、株式分割や自己株取得を発表したことで、発表以降にじわじわと買いを集めて1万円の大台に乗せた。ソニーGの方は今期の利益見通しが強い失望となり、発表後に急落。その後の下げで1万円の大台を割り込んだ。対照的な反応ではあるが、足元ではソニーGは1万円を大きく上回っており、節目割れは良い買い場となった。ソニーGの決算を消化するのは5日になるが、注目の銘柄が決算を発表するタイミングで、全体相場にも変化が出てくるかが注目される。また、海運大手の日本郵船と川崎汽船も1Q決算を発表予定。商船三井の上方修正・増配発表以降、海運株は値動きが非常に派手になっている。3社のリリースが出そろうことが、海運株の一段高を促すのか、それとも材料出尽くしとなるのかは注視しておく必要がある。

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