株式明日の戦略―トヨタの決算は好感されず、指数は上値の重い状況が続くか

2021/08/05 03:55 市場見通し
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 4日の日経平均は続落。終値は57円安の27584円。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり473/値下がり1648。主力どころでは、ZHD、ダイキン、日本製鉄が決算を材料に大きく買われた。花王は上期は営業減益着地となったが、株価は安値圏にあり、悪材料出尽くしを期待した買いが入った。上方修正と増配を発表した宝HDやフジミインコが急伸。決算関連以外では、証券会社が目標株価を引き上げたセイコーエプソンが買いを集めたほか、メルカリが日経新聞の記事を材料に7%高と騰勢を強めた。

 一方、商船三井は海運株が乱高下する中、前場で大きく上昇する場面があったものの、急失速して下落で終えた。エーザイは通期見通しを上方修正したものの、業績好調はある程度織り込み済みとの見方から、2%を超える下落となった。ソニーGが決算発表を前に警戒売りに押されて大幅安。前日決算を発表して急伸した三井物産は、買いが続かず大きめの下落となった。三井海洋開発や住友電工、住友化学などが決算を材料に大きく値を崩した。

 日経平均は続落。下げ渋る動きは見せたが、終日マイナス圏で推移した。決算反応が注目されたトヨタは下落。1Qの数字を踏まえれば、巡航速度でもどこかで通期の見通しが上方修正されるのは確実といった内容だが、市場はポジティブサプライズが乏しいと受け止めた。きょうはソニーGが決算発表を前に3%を超える下落となったが、各社の決算反応がさえないと、このようにこれから決算を発表する銘柄を売り込む動きが出てきやすくなる。任天堂なども足元の動きは非常に弱い。

 そして、まだ決算を発表していない銘柄として注目度が高いのは、何と言ってもソフトバンクGだ。一つ前の本決算では、国内で過去最高の純利益を計上したにもかかわらず、ピーク感が意識されて決算を受けた株価は強い売り反応となった。同社は10日に1Q決算を発表予定。指数寄与度も大きいだけに、同社の決算を消化するまでは、指数は上値の重い状況が続くことになりそうだ。

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