東京為替見通し=日経3万円回復してもドル円はレンジか、RBA後の豪ドルの動きに要警戒

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 海外市場でドル円は、欧州序盤に一時109.95円まで上昇したが、米国とカナダ市場がレーバーデーで休場だったため商いは低調だった。
 ユーロドルは、24時前に一時1.1858ドル付近まで下げる場面もあったが、2時過ぎには1.1872ドル付近まで持ち直した。

 本日の東京時間のドル円はもみ合いとなるか。ナイト・セッションの日経平均先物が3万円台を回復したことは、ドル円の一定の支えとはなるだろう。しかし、株式市場と為替市場だけを結び付けてトレードするような時代でもないことで、大きくリスクオンに傾くほどの相場にはなりにくい。昨日も110円にも届かない動きだったことを考えると、どの水準でも上昇局面では売り、下落局面では買いが優勢になりそうだ。また、本日のNYカットで110.00円のオプションがあることも値動きを狭めるか。もっとも、NY勢が休場明けとなることで、米金利の動きが活発になることが予想され、米金利次第で為替市場も神経質な動きにはなると思われる。
 
 本日は、現時点での米連邦準備理事会(FRB)関係者の講演予定がないことで、米国については政治状況へ目を向けておきたい。米与党・民主党内でバイデン米大統領の求心力が低下していることで、インフラ投資法案の今後の行方に黄色信号が点灯していること、近々バイデン大統領が来年2月に任期満了を迎えるパウエルFRB議長の再任を認めるか否かを発表すると憶測が流れていることなどは、直接為替相場に大きな影響を与えることになりそうだ。また、明日から、ブラックアウト期間に入る11日までの間に複数のFRB高官の講演が予定されていることで、市場がどのようなリスク許容度を持ち講演に臨むかなども注目される。なお、本日は米3年債の入札が予定されている。

 ドル円は大きな動きを期待するのは難しいだろうが、本日は豪準備銀行(RBA)理事会が予定されていることで、豪ドルの動きには警戒したい。政策金利や3年債利回りの目標水準の変更はないとの予想だが、注目は声明文になる。RBAは8月の声明文で「9月上旬まで週50億豪ドル、その後少なくとも11月中旬まで週40億豪ドルの割合で国債を購入し続ける」としているが、市場では「9月上旬以後も週50億豪ドルの国債購入を継続する可能性」との思惑も台頭している。
 
 欧州勢参入後には、欧州から複数の経済指標の発表が予定されている。今週は9日に欧州中央銀行(ECB)定例理事会が行われることで、ユーロも欧州勢参入後は激しく動く可能性もある。


(松井)

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