NY為替見通し=米経済指標が予想を上回ってもリスクセンチメント改善しにくい

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 NYタイムは、昨日に注目の米消費者物価指数(CPI)が予想を下回った後を受け、同じくインフレ指標の一端である米輸入物価指数や、通常なら米景況の先行指標として市場の目を引くニューヨーク連銀製造業景気指数の発表が序盤に控えている。しかし、本日は中国不動産大手デベロッパーのデフォルト観測によるリスク回避がドル円の上値を重くしている。リスク回避により米金利の戻りが鈍いことも、ドル相場のさえない推移につながっている。

 やはり米産業の先行指標として注目度が高い米鉱工業生産指数の発表もあるが、強い方向への反応は鈍く、弱い結果を受けたリスク回避的な反応のみ大きくなりやすいかもしれない。中国に関する懸念が、中国と共に世界経済のけん引役である米国の景気不安にもつながるようであれば、昨日の米CPIの落ち着きを受けても失速した米株が弱い動きとなり、リスク回避の流れが続くことになる。

 仮に、本日の経済指標が予想を上回ってもリスクセンチメントの改善につながりにくく、ドル円も昨日の弱いCPIや米株安を受けて以降のさえない流れを巻き戻しづらいだろう。米経済指標が揺り戻しにつながるとしても、明日16日の8月米小売売上高や、17日の9月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値)など、米経済のすそ野の広い内容を示す数字が改善を示してからとみる。


・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは、現在109.86円に位置している日足一目均衡表・転換線。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは、8月4日安値108.72円。


(関口)

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