ニューヨーク外国為替市場概況・22日 ドル円、3日ぶり反発

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 22日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3営業日ぶりに反発。終値は109.78円と前営業日NY終値(109.23円)と比べて55銭程度のドル高水準だった。米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を控えて、しばらくは109円台半ばでのもみ合いが続いていたが、FOMCやパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見後は全般ドル買いが優勢となった。前日の高値109.71円を上抜けて一時109.90円まで上値を伸ばした。
 FRBは今日まで開いたFOMCで市場予想通り政策金利の据え置きを決定。声明では「予想通りに進展が続いた場合、委員会は資産買い入れペースの減速(テーパリング)が近く正当化される可能性があると判断」と指摘した。また、委員らが示した政策金利予想(ドット・チャート)では、2022年の利上げ開始が18人中9人(前回は7人)に増え、22年に利上げを開始し、ゼロ金利政策を解除する見通しとなった。23年の利上げ回数は前回の2回から3回に引き上げられた。
 FOMC後のパウエル議長の記者会見では「早ければ次回FOMCでテーパリング発表の可能性」「テーパリングは22年の年央までに完了する可能性」との見解が示された。市場では「今回はこれまでになくタカ派的な内容だった」との声が聞かれた。
 なお、パウエル議長は「テーパリングの開始がそのまま利上げの検討を意味するわけではない」とし、急速な金融引き締め観測が市場に広がることもけん制した。

 ユーロドルは下落。終値は1.1687ドルと前営業日NY終値(1.1726ドル)と比べて0.0039ドル程度のユーロ安水準だった。FOMCでテーパリングが近く正当化されるとの見解が示され、利上げ予想時期が22年に前倒しされるとドル買いが優勢に。パウエル議長の「テーパリング終了は22年半ば頃が適切となる可能性」との発言もドル買いを促し、一時1.1685ドルと8月20日以来約1カ月ぶりの安値を付けた。
 なお、中国の不動産大手、中国恒大集団の債務問題を巡る警戒感がやや後退し、ダウ平均が一時520ドル超上昇すると、投資家の過度なリスク回避姿勢が後退しユーロ買い・ドル売りが強まる場面もあった。9月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値)が▲4.0と予想の▲5.8より強い内容となったことも相場を下支えし、一時1.1755ドルと日通し高値を付けた。

 ユーロ円は7日ぶりに反発。終値は128.32円と前営業日NY終値(128.08円)と比べて24銭程度のユーロ高水準。ドル円の上昇につれた買いが入り一時128.77円と日通し高値を付けたものの、ユーロドルが下落するとユーロ円にも売りが出て上げ幅を縮めた。

本日の参考レンジ
ドル円:109.12円 - 109.90円
ユーロドル:1.1685ドル - 1.1755ドル
ユーロ円:127.93円 - 128.77円

(中村)

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