NY為替見通し=連邦債務上限を巡る民主・共和の駆け引きに要注目か

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 本日のNY為替市場のドル円は、米10年債利回りの上昇基調を背景に堅調推移が予想されるものの、本日から米下院で審議されるインフラ法案と連邦債務上限引き上げの駆け引きへの警戒感から上値は限定的か。
 ドル円のオーダー状況は、上値には、111.00円台には本邦実需筋からのドル売りオーダーが控えている。下値には、110.50円に明日のNYカットオプション、ドル買いオーダーは110.40円から下に控えている。

 ペロシ米下院議長は、民主党進歩派と穏健派の対立でインフラ法案採決は難航すると懸念を表明しながらも、9月30日までの採決を目論んでいる。しかし、米国をデフォルト(債務不履行)の瀬戸際に向かわせかねない連邦債務上限引き上げを巡る協議では、来年の中間選挙を睨んだ駆け引きが行われており、9月末までに引き上げられない可能性、すなわち、10月以降に一部の政府機関が閉鎖に追い込まれる可能性が高まっている。
 共和党のマコネル上院院内総務は、多額の税制・支出法案を単独で成立させようとしている民主党が債務上限引き上げで唯一の責任を負うべきだと主張している。
 民主党のシューマー上院院内総務は、トランプ前政権時の2017年の減税のコストについて共和党は食い逃げしようとしており、共和党も上限引き上げの責任を共有するよう求めている。

 また、先日の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明では、「経済情勢の進展がみられれば、資産買い入れの縮小(テーパリング)がすぐにも正当化される」旨の記載があったことで、11月のFOMCでのテーパリング開始が示唆されており、ハト派のブレイナード米連邦準備理事会(FRB)理事の弁明には要注目か。

 
・想定レンジ上限
 ドル円の上値の目処(めど)は、7月2日の高値の111.66円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値の目処(めど)は、一目・雲の上限の110.19円。


(山下)

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