NYマーケットダイジェスト・22日 ダウ最高値・原油高・金利低下・円高

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(22日終値)
ドル・円相場:1ドル=113.50円(前営業日比▲0.49円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=132.18円(▲0.31円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1643ドル(△0.0020ドル)
ダウ工業株30種平均:35677.02ドル(△73.94ドル)
ナスダック総合株価指数:15090.20(▲125.50)
10年物米国債利回り:1.63%(▲0.07%)
WTI原油先物12月限:1バレル=83.76ドル(△1.26ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1796.3ドル(△14.4ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円は3日続落。パウエルFRB議長がオンライン会合で、米経済の懸案となっている物価高や供給制約について「予想よりも長く、来年にかけて続く可能性が高い」と述べ、インフレ圧力の長期化に対する警戒感を示すと、米長期金利の上昇とともにドル買いが入り、一時113.87円付近まで値を戻した。
 ただ、同議長が「我々の見解では高インフレは緩和する可能性が高い」「利上げは時期尚早」と発言し、早期利上げを否定すると一転ドル売りが優勢に。4時30分過ぎに一時113.41円と日通し安値を更新した。週末を控えたポジション調整目的の売りも出た。
 なお、CFTCが発表した10月19日時点の建玉報告によると、CME通貨先物市場で非商業部門(投機筋)の円の対ドル持ち高は10万2734枚の売り越しと2018年12月以来の水準となった。市場では「過熱感」を指摘する声も出ている。

・ユーロ円は続落。ドル円の下落につれた売りが出たほか、米国株式市場で主要3指数がマイナス圏に沈むとリスク・オフの円買いが意識されて、一時131.92円と日通し安値を付けた。その後、ダウ平均はプラス圏を回復し史上最高値を更新したものの、S&P500とナスダック総合がマイナス圏で推移したこともあり、戻りは鈍かった。

・ポンドは全面安。「EUはアイルランド国境に関し英国との溝がこれ以上深まれば、ブレグジット合意の破棄を検討している」との観測報道が伝わると、ポンド売りが優勢となった。ポンドドルは一時1.3736ドルと日通し安値を付けたほか、ユーロポンドは0.8469ポンドと日通し高値を更新。ポンド円も本日安値となる155.93円まで値を下げた。

・ユーロドルは反発。ただ、NY市場に限れば大きな方向感は出なかった。パウエルFRB議長の発言を受けた米長期金利の動向に一喜一憂する展開。24時過ぎに1.1656ドルと日通し高値を付けたものの、すぐに失速し1.1622ドル付近まで押し戻された。引けにかけては1.1646ドル付近まで強含んだ。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、史上最高値を更新した。米主要企業の決算発表が本格化する中、好業績銘柄を中心に買いが集まり一時160ドル超上昇した。中国不動産大手、中国恒大集団が米ドル建て社債の利払いを実施したと伝わり、投資家心理の改善につながった面もある。ただ、パウエルFRB議長がオンライン会合でインフレリスクを指摘すると、金融政策の正常化が早まるとの懸念が強まり、指数は下げに転じる場面があった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反落。決算内容が嫌気されたスナップが急落したことで、他のデジタル広告関連株にも売りが波及した。

・米国債券相場で長期ゾーンは6日ぶりに反発。足もとで相場下落が続いたあとだけに持ち高調整目的の買いが入った。パウエルFRB議長がオンライン会合でインフレリスクを指摘すると、金融政策の正常化が早まるとの懸念から債券売りが強まる場面もあったが、反応は一時的だった。

・原油先物相場は反発。昨日の引けにかけて買い戻し優勢となった流れが継続。根強く残る需給ひっ迫への懸念が依然として支えとなり、83ドル台で堅調なまま引けた。週引けの水準としても約7年ぶりの高値を更新した。

・金先物相場は反発。サプライチェーンの混乱が懸念されるなか9月米製造業PMI速報値が予想を下回ったことで、安全資産とされる金に資金が向かい一時1815ドル台まで大きく上値を伸ばした。もっともその後、パウエルFRB議長がテーパリングの開始に言及すると金先物は一転売り優勢に。為替が対ユーロでドル高に振れたこともドル建て金の圧迫要因となり、1800ドル割れまで上昇幅を縮めた。

(中村)

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