ロンドン為替見通し=米「為替報告書」の監視対象国ドイツの貿易黒字に要注目か

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 本日のロンドン為替市場のユーロドルは、欧州圏での新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大状況を見極めつつ、米財務省の「為替報告書」で監視対象国となっているドイツの10月貿易黒字に注目する展開となる。

 今年の米国の貿易赤字は、バイデン米政権がトランプ前政権のように貿易不均衡の是正に取り組んでいないことで、過去最大規模を更新しつつある。ドイツに対しても、今年1-10月の貿易赤字は574億ドルとなっており、昨年同時期の465億ドルから増加している。
 12月3日に公表された米財務省の「為替報告書」でも、ドイツは監視対象国に入ったままであり、目先の懸念材料ではないものの、ドイツの10月の貿易黒字には要注目か。
 ドイツに関しては、新型コロナウイルスの感染が再拡大する中、米露首脳会談で、バイデン米大統領が「ロシアがウクライナへ侵攻した場合は、ノルドストリーム2(独露間をつないだ天然ガスのパイプライン)の停止を目指す」と警告したことで、天然ガス価格上昇への警戒感が高まっている。さらに、「緑の党党首で外相となるアンナレーナ・ベアボック氏が中国に対して強い姿勢を示し、北京五輪のボイコットも除外しないと語った」との報道もあり、ドイツとロシア及び中国との関係悪化懸念が高まりつつある。
 ウクライナ情勢に関しては、プーチン露大統領が「ロシアは米国に1週間以内に提案を送付する」と述べていることで、緊張緩和となるのか否かに要注目となる。


想定レンジ上限
・ユーロドルの上値目処(めど)は、一目・基準線の1.1402ドル、ユーロ円は一目・基準線の129.98円。

想定レンジ下限
・ユーロドルの下値目処(めど)は、一目・転換線の1.1306ドル、ユーロ円は一目・転換線の128.25円。

(山下)

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