ニューヨーク外国為替市場概況・20日 ユーロドル、反落

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 20日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは反落。終値は1.0564ドルと前営業日NY終値(1.0588ドル)と比べて0.0024ドル程度のユーロ安水準だった。中国人民銀行(中央銀行)が住宅ローンなどの目安となる金利の指標を引き下げたことで、同国景気の回復期待が高まるとアジアや欧州の株式相場が上昇。投資家のリスク志向が改善し、欧州市場では一時1.0598ドルまで買われる場面があった。前日公表された欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨(4月14日分)で、ECBが7月にも利上げに踏み切るとの見方が強まっていたことも相場の支援材料。
 ただ、NYの取引時間帯に入ると徐々に弱含んだ。前日の高値1.0607ドルをバックに戻りを売る動きが出たほか、週末を控えたポジション調整目的の売りが出て一時1.0533ドルと日通し安値を付けた。

 ドル円は3営業日ぶりに小反発。終値は127.88円と前営業日NY終値(127.79円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。対ユーロなどでドル高が進んだことを受けて円売り・ドル買いが先行すると、23時過ぎに一時128.25円付近まで値を上げたものの、日本時間夕刻に付けた日通し高値128.30円が目先レジスタンスとして働くと失速した。一時は2.87%台まで上昇した米10年債利回りが2.77%台まで低下したことも相場の重しとなり、127.59円付近まで下押しした。もっとも、アジア時間に付けた日通し安値127.53円がサポートとされると引けにかけては買い戻しが入った。
 なお、黒田東彦日銀総裁は主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議後に記者会見を行い、「足もとは輸入物価が上昇。(物価安定目標に掲げる2%に到達について)安定的な推移にはならず、続かない」などと発言。「マイナス金利を含む現行の長短金利操作(YCC、イールドカーブ・コントロール)政策を軸とした強力な金融緩和政策を粘り強く続け、経済の回復をしっかりサポートする」との考えを改めて示した。

 ユーロ円は反落。終値は135.03円と前営業日NY終値(135.30円)と比べて27銭程度のユーロ安水準。欧州市場では株高につれる格好で円売り・ユーロ買いが出て一時135.80円と日通し高値を付けたものの、NY時間に入ると一転下落した。ダウ平均が610ドル超下落した場面ではリスク回避の円買いが優勢となり、2時過ぎに134.58円と日通し安値を付けた。ただ、ダウ平均が終盤上昇に転じるとリスク回避の巻き戻しが進み、135.16円付近まで下げ渋った。

本日の参考レンジ
ドル円:127.53円 - 128.30円
ユーロドル:1.0533ドル - 1.0598ドル
ユーロ円:134.58円 - 135.80円

(中村)

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