東京為替見通し=ドル円、上値切り下げ継続に警戒も下値は限定か

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 先週末20日のニューヨーク外国為替市場でドル円は3営業日ぶりに小反発した。ただ、米長期金利の低下も重しに128.25円近辺を戻り高値に127円後半に押し戻され、上値の重い動きとなった。ユーロドルは週末を控えたポジション調整目的の売りが出て一時1.0533ドルと日通し安値を付けた。ユーロ円はダウ平均が急落する場面で一時134.58円まで弱含んだ。

 先週のドル円は17日につけた129.78円を週の高値に一時127.03円まで下押した。4月27日の安値126.95円をサポートに下げ渋ったものの、上値を切り下げる動きとなった。先週もパウエルFRB議長ほかFRB要人からはインフレ抑制を最優先とした金融引き締め姿勢を強調する発言が多く聞かれたが、米金融引き締めを手がかりとしたドル買いは一巡している。足もとでは株式市場がさえない動きを強いられるなど、世界的なスタグフレーション危機への警戒感が強まっており、リスク回避の円買いに傾きやすくなっている。米長期金利にも低下圧力がかかりやすくなっており、日米金利差の観点からもドル円は一段と調整の買い戻しが入る可能性がある。

 本日の東京タイムでは主な経済指標の発表や注目のイベントは予定されておらず、ドル円は株価や金利動向を眺めながらの動きが見込まれる。全般リスク回避の円買いが進みやすく、上値を切り下げる動きが継続する可能性が高いものの、原油相場が堅調な推移を続けるなか、本邦勢の「実需の円売り」は依然として強く、押し目には買いも入りやすい。また、最近はリスクオフで円買いに傾いているが、リスクオフ局面が一段と強まると、「リスク回避の円買い」と「リスク回避のドル買い」が綱引き状態になることが見込まれ、ドル円相場の一方向の下落は想定しづらい。

(金)

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