NY為替見通し=ドル円は調整局面の下値目処を探る中、「為替報告書」に要警戒か

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  本日のNY為替市場のドル円は、調整局面のドル売りが継続すると思われ、下値目処を探る展開が予想される。

 ドル円のテクニカル分析では、9日の高値131.35円が日柄的・価格的な当面の高値と見なされることで、調整局面入りとの見方が強まっている。下値の目処としては、まずは2015年の高値125.86円が考えられる。

 また4月28日の高値131.25円と5月9日の高値131.35円でダブル・トップを形成しつつあり、ネック・ライン(126.95円~127.03円)を下抜けたと見た場合、下げが加速することも考えられる。その場合は最大で122.70円処が下値目標値として算出される。

 なお本日は、126.50円割れにストップロスが控えている模様で、ニューヨーク株式市場や債券市場の動向を睨みながらの展開となる。

 しかしながら、ファンダメンタルをベースとした中長期的な視点では、日米金融政策の乖離を受けたドル高・円安トレンドが継続するとの見方は根強い。下げた場合もあくまで調整局面とし、ドルの買い場探しとなる展開もあり得そうだ。

 また、毎年4月中旬に米財務省が議会に提出している『為替報告書』が公表される可能性には要警戒となる。先週末に開催されたG7財務相・中央銀行総裁会議を終えたことで、公表される可能性が高まっている。イエレン米財務長官は、先週、これまでのドル高を「理解できる(understandable)」と評価した。『為替報告書』でも、インフレ抑制に資するものとしてドル高が容認されるのか否か、要注目となる。

 先週のニューヨーク株式市場は、ナスダックは21年11月につけた最高値から29.3%安となり、弱気相場入りしており、S&P500は1月3日につけた最高値から一時20%以上も下落した後、18.7%安まで戻して引けている。本日は20%以上まで下値を広げるのか否かに要注目か。

・想定レンジ上限
 ドル円の上値の目処(めど)は、5月20日の高値の128.30円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値の目処(めど)は、4月27日の安値の126.95円。


(山下)

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