NY為替見通し=FRB副議長とFOMC議事要旨のタカ派姿勢に要警戒か

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 本日のNY為替市場のドル円は、4月米耐久財受注額を見極めつつ、ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)副議長の講演や5月3-4日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨でタカ派姿勢を確認する展開となる。

 4月米耐久財受注額の予想は、前月比+0.6%、輸送用機器を除くが前月比+0.6%となっており、3月から伸び率が低下する見込み。米金利上昇やエネルギー価格の高止まり、中国のサプライチェーン(部品の調達・供給網)の混乱などで、米国の景況感悪化への警戒感が高まっているため、ネガティブサプライズに要警戒となる。

 ブレイナードFRB副議長の講演やFOMC議事要旨では、6月と7月のFOMCでの0.50%利上げや6月からのバランスシート縮小開始の他に、パウエルFRB議長が検討していないと述べた0.75%利上げの可能性を探ることになる。また、FRBの金融政策正常化を受けてニューヨーク株式市場が下落していることに対する見解やリセッション(景気後退)の可能性への言及にも要注目か。

 先週、タカ派のジョージ米カンザスシティ連銀総裁は、株式市場の下落に対して、「金融政策の引き締めを一部反映したものであり、インフレ抑制に向け、複数回の0.5ポイント利上げを支持する考えは変わらない」と述べた。ブレイナード氏は、FRB理事の時はハト派の急先鋒だったが、FRB副議長就任によりタカ派に転向した。カンザスシティ連銀総裁と同様の発言をした場合、株安に伴うリスク回避の円買いとなることもあり得そうだ。

 また週初から繰り返し述べているが、『為替報告書』が公表されるかもしれず、引き続き要警戒。メインシナリオは、インフレ抑制に資するドル高が容認される内容となる。リスクシナリオは、2018年4月の報告書と同様に、日銀のイールドカーブコントロールが円の実効為替レート低下の要因と指摘された場合となる。

・想定レンジ上限
 ドル円の上値の目処(めど)は、日足一目均衡表・転換線の128.07円や24日高値128.08円付近。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値の目処(めど)は24日安値の126.36円。


(山下)

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