東京為替見通し=ドル円、下げ渋るも上値重いか

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 昨日のニューヨーク外国為替市場でドル円は反発。市場予想を下回った4月米耐久財受注額の発表直後こそ126.80円付近まで弱含んだものの、米長期金利の上昇に伴い127.50円の高値をつけた。ユーロドルは3日ぶりに反落し、一時1.0643ドルまで弱含んだ。欧州中央銀行(ECB)金融安定報告書やパネッタECB専務理事の発言を受けて、ECBが金融政策の正常化を加速させるとの思惑が後退した。ユーロ円も一時134.99円まで連れ安となった。

 ドル円はいったん下げ渋り、反発したものの上値も重い。足もとでは株価や米金利、米経済指標の結果をにらみながら振幅するも、米金融政策の引き締めを手がかりとした動きは一段落し、方向感は出にくい。昨日に127円半ばまで戻りが一服したドル円は東京タイムでは127円前半を中心に小動きが見込まれる。上値を試しても128円超え水準では再び売りに押される可能性が高いか。

 昨日に公表された5月3日-4日分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨は新味に乏しかったが、市場ではFRBが中立水準まで迅速に利上げを実施し、その後はいったん利上げを停止するのではないかとの思惑も浮上している。議事要旨でも大半のメンバーが6・7月の2回の0.50%大幅利上げを支持したことが明らかになったが、市場では7月から通常の利上げに戻すのではないかとの声も出ている。あるいは6・7月に大幅利上げを実施し、9月には0.25%を利上げにとどめ、その後は利上げをいったん停止するとの見方もある。ウクライナ戦争、中国のサプライチェーン(部品の調達・供給網)の混乱や、金融政策の引き締めなどで経済の先行きに対する不透明感が強まっており、経済への不安が高まればインフレ抑制の引き締め政策にも影響が出る可能性はある。

(金)

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