NY為替見通し=日銀総裁発言への反応をまず確かめ、米経済指標にも要注目

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 本日のNY為替市場のドル円は、まずは欧州序盤に伝わった黒田日銀総裁の発言に対するニューヨーク勢の反応を確かめたい。その後は1-3月期米国内総生産(GDP)改定値や週間の失業指標などを見極めつつ、ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)副議長の講演に注目する展開が予想される。

 黒田総裁は「金融市場の安定確保した出口戦略、十分可能と思う」「米利上げでどんどん円安になるということではない」などと述べ、ドル円は127円前半から126円半ばまでドル売り円買いで反応した。ニューヨーク勢が欧州勢に追随するか、または短期的に溜まったであろうドルショートの巻き戻しに動くか注目したい。

 1-3月期米GDP改定値は前期比年率-1.3%と予想されており、速報値-1.4%からの上方修正が見込まれている。しかしながら景気減速への警戒感が高まっており、リスクシナリオは下方修正された場合だろう。

 前週分の米新規失業保険申請件数は予想21.5万件、失業保険継続受給者数は131.0万人と予想されており、どちらも前回から減少見込み。5月雇用統計の調査対象週の失業保険継続受給者数が予想通りだった場合、雇用統計の改善期待が高まることになる。

 6月と7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)では0.50%の利上げが既定路線となっている。ブレイナードFRB副議長の講演では、インフレがさらに加速した場合の0.75%利上げの可能性やリセッション(景気後退)への言及に要注目か。

 なお今週言い続けていることだが、毎年4月中旬に米財務省が議会に提出している『為替報告書』が公表される可能性もある。念のため注意しておきたい。

・想定レンジ上限
 ドル円の上値めどは本日高値127.58円、その上は日足一目均衡表・転換線の128.07円。

・想定レンジ下限
 ドル円の下値めどは5月24日安値の126.36円、その下は4月15日安値125.87円辺りか。

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