NY為替見通し=米4月PCEデフレーターで「インフレピーク説」を検証
2022/05/27 19:00
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本日のNY為替市場は、序盤に発表される4月PCEデフレーターで「インフレピーク説」を検証することになる。ドル円は、インフレ結果を受けた米長期債利回りの動向に左右されそうだ。
米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視しているPCEデフレーターは、4月値の前年比予想が+6.2%と、3月+6.6%から伸び率鈍化が見込まれている。もし見込み通りならば、4月消費者物価指数(前年比)が前回+8.5%から+8.3%に水準を下げたこともあり、市場で囁かれ始めた「インフレピーク説」が現実味を帯びることになる。
米国の3連休を控え、本日の同国債券市場は短縮取引。債券トレーダーは早めに決着をつけたいと思われ、結果次第ではいつも以上に荒れた展開になるかもしれない。昨日同様に、ドル円は米金利に振り回される展開が予想される。
5月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)は確報値ではあるが、速報59.1からの下方修正に要警戒となる。というのも13日に発表された速報値の59.1は、予想64.0や4月の65.2を大幅に下回りネガティブサプライズだったからだ。景気減速への懸念が広まるなか、2度目のネガティブサプライズとなれば、3連休前にリスク回避に傾いてしまう可能性もありそうだ。
ドル円のテクニカル分析では、131.25円と131.35円でダブル・トップを形成し、ネック・ライン(126.95円~127.03円)を一旦下抜けて126.36円まで下落した後、ネック・ライン付近での攻防が続いている。
なお、通常であれば4月中旬に公表される米財務省『為替報告書』が今年はまだだ。先週にG7財務相・中銀総裁会議が終わり、そろそろ発表との声も聞かれる。予想される内容としては、インフレ抑制に資するドル高が容認。リスクシナリオは、2018年4月と同様に、日銀のイールドカーブ・コントロールが円の実効為替レート低下の要因と指摘された場合となる。
・想定レンジ上限
ドル円は日足一目均衡表・転換線の128.07円。
・想定レンジ下限
ドル円は5月24日の安値の126.36円。
米連邦準備理事会(FRB)がインフレ指標として注視しているPCEデフレーターは、4月値の前年比予想が+6.2%と、3月+6.6%から伸び率鈍化が見込まれている。もし見込み通りならば、4月消費者物価指数(前年比)が前回+8.5%から+8.3%に水準を下げたこともあり、市場で囁かれ始めた「インフレピーク説」が現実味を帯びることになる。
米国の3連休を控え、本日の同国債券市場は短縮取引。債券トレーダーは早めに決着をつけたいと思われ、結果次第ではいつも以上に荒れた展開になるかもしれない。昨日同様に、ドル円は米金利に振り回される展開が予想される。
5月米消費者態度指数(ミシガン大調べ)は確報値ではあるが、速報59.1からの下方修正に要警戒となる。というのも13日に発表された速報値の59.1は、予想64.0や4月の65.2を大幅に下回りネガティブサプライズだったからだ。景気減速への懸念が広まるなか、2度目のネガティブサプライズとなれば、3連休前にリスク回避に傾いてしまう可能性もありそうだ。
ドル円のテクニカル分析では、131.25円と131.35円でダブル・トップを形成し、ネック・ライン(126.95円~127.03円)を一旦下抜けて126.36円まで下落した後、ネック・ライン付近での攻防が続いている。
なお、通常であれば4月中旬に公表される米財務省『為替報告書』が今年はまだだ。先週にG7財務相・中銀総裁会議が終わり、そろそろ発表との声も聞かれる。予想される内容としては、インフレ抑制に資するドル高が容認。リスクシナリオは、2018年4月と同様に、日銀のイールドカーブ・コントロールが円の実効為替レート低下の要因と指摘された場合となる。
・想定レンジ上限
ドル円は日足一目均衡表・転換線の128.07円。
・想定レンジ下限
ドル円は5月24日の安値の126.36円。
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