東京外国為替市場概況・10時 ドル円、弱含み

 27日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。10時時点では144.43円とニューヨーク市場の終値(144.75円)と比べて32銭程度のドル安水準だった。昨日の引けにかけて上昇した反動から売りが先行。時間外の米10年債利回りが3.86%台まで低下した影響もあり、一時144.28円まで下押しした。もっとも、その後は仲値にかけていったん下げ止まった。

 ユーロドルはしっかり。10時時点では0.9634ドルとニューヨーク市場の終値(0.9609ドル)と比べて0.0025ドル程度のユーロ高水準だった。昨日からの反動で全般にドル売りが進むなか、一時0.9641ドルまで値を上げた。また、足もとで荒い値動きの目立っているポンドドルも買い戻しが進み、朝方につけた安値1.0653ドルから1.0789ドルまで反発した。

 ユーロ円は強含み。10時時点では139.15円とニューヨーク市場の終値(139.09円)と比べて6銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの上昇につれたほか、日米株価指数の上昇を支えにした円売り・ユーロ買いも進み、一時139.24円まで値を上げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.28円 - 144.76円
ユーロドル:0.9584ドル - 0.9641ドル
ユーロ円:138.71円 - 139.24円

(岩間)
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