ニューヨーク外国為替市場概況・25日 ドル円、4日ぶり反発

 25日のニューヨーク外国為替市場でドル円は4営業日ぶりに反発。終値は139.19円と前営業日NY終値(138.54円)と比べて65銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが3.75%台まで上昇したことなどを手掛かりに円売り・ドル買いが進行。週末を控える中、足もとで進んでいた円高に対するポジション調整目的の買いも入り、一時139.60円まで値を上げた。ただ、前日の高値139.64円が目先レジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。米10年債利回りが低下に転じたことも相場の重し。

 ユーロドルは4日ぶりに小反落。終値は1.0395ドルと前営業日NY終値(1.0410ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ安水準だった。米長期金利の上昇に伴うユーロ売り・ドル買いが先行。前日の安値1.0382ドルを下抜けて、一時1.0355ドルまで値を下げた。ただ、売り一巡後は買い戻しが優勢となり、1.0414ドル付近まで下げ渋った。米長期金利が低下に転じたことも相場を下支えした。
 本日は米感謝祭翌日で米債券・株式・商品市場が短縮取引となったため、取引参加者が少なく市場流動性が低下。相場は方向感が出なかった。

 ユーロ円は4日ぶりに反発。終値は144.58円と前営業日NY終値(144.31円)と比べて27銭程度のユーロ高水準。欧州時間に一時145.15円まで買われた影響が残ったものの、NY市場に限ればもみ合いの展開となった。本日は感謝祭翌日のブラックフライデーとあって連休入りしている市場参加者が多く、海外勢の動意は限られた。

本日の参考レンジ
ドル円:138.38円 - 139.60円
ユーロドル:1.0355ドル - 1.0429ドル
ユーロ円:144.10円 - 145.15円

(中村)
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