予想とまとめ
今日の予想
今週の予想はこちら今日のイベントスケジュール
9日
(時間は日本時間)
国内
08:30 | ◇ | 3月毎月勤労統計(現金給与総額、予想:前年比1.4%) |
08:50 | ◇ | 4月外貨準備高 |
08:50 | ◇ | 日銀金融政策決定会合における主な意見(4月25-26日分) |
14:00 | ◇ | 3月景気動向指数速報値(予想:先行111.2/一致114.0) |
海外
08:01 | ◇ | 4月英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)住宅価格(予想:▲2) |
20:00 | ☆ | 英中銀(BOE)、政策金利発表(予想:5.25%で据え置き) |
20:00 | ☆ | 英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨 |
20:30 | ◎ | ベイリーBOE総裁、記者会見 |
21:00 | ◎ | 4月メキシコ消費者物価指数(CPI、予想:前年比4.63%) |
21:15 | ◎ | チポローネ欧州中央銀行(ECB)専務理事、講演 |
21:15 | ◎ | デギンドスECB副総裁、講演 |
21:30 | ◎ | 前週分の米新規失業保険申請件数/失業保険継続受給者数(予想:21.5万件/178.5万人) |
24:00 | ◎ | マックレム・カナダ銀行(中央銀行、BOC)総裁、記者会見 |
10日
01:15 | ◎ | ピル英中銀金融政策委員会(MPC)委員兼チーフエコノミスト、質疑応答 |
02:00 | ◎ | 米財務省、30年債入札 |
03:00 | ◎ | デイリー米サンフランシスコ連銀総裁、イベントに参加 |
04:00 | ◎ | メキシコ中銀、政策金利発表(予想:11.00%で据え置き) |
− | スイス、ノルウェー、スウェーデン(キリスト昇天祭)、ロシア(戦勝記念日)、休場 |
※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
上値と下値の目安
ドル円
レジスタンス2 | 157.99(5/1高値) |
---|---|
レジスタンス1 | 156.02(日足一目均衡表・転換線) |
前日終値 | 155.53 |
サポート1 | 154.55(5/8安値) |
サポート2 | 153.86(5/7安値) |
ユーロドル
レジスタンス2 | 1.0885(4/9高値) |
---|---|
レジスタンス1 | 1.0838(日足一目均衡表・雲の上限) |
前日終値 | 1.0748 |
サポート1 | 1.0650(5/1安値) |
サポート2 | 1.0601(4/16安値) |
ポンド円
レジスタンス2 | 197.43(5/1高値) |
---|---|
レジスタンス1 | 195.96(日足一目均衡表・転換線) |
前日終値 | 194.39 |
サポート1 | 193.33(5/8安値) |
サポート2 | 191.70(5/6安値) |
NZドル円
レジスタンス2 | 95.40(4/29高値) |
---|---|
レジスタンス1 | 94.26(ピボット・ターニングポイント) |
前日終値 | 93.34 |
サポート1 | 92.68(日足一目均衡表・基準線) |
サポート2 | 91.36(日足一目均衡表・雲の上限) |
本日の東京外国為替市場のドル円は、日銀金融政策決定会合や経済・物価情勢の展望(展望レポート)、そして植田日銀総裁の会見を見極めながら、本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入の可能性に警戒する展開が予想される。
日銀金融政策決定会合では、ゼロ金利の維持が予想されているが、一部報道では、国債買い入れ縮小の方法が検討される、円安加速の影響を議論する、と報じられており、展望レポートでは物価見通しの上方修正が見込まれている。
15時30分からの植田日銀総裁の記者会見では、円安による輸入物価の上昇が基調的な物価上昇率に影響を与える可能性に言及することが予想されるが、2022年9月22日の円買い介入の再現となる可能性に警戒しておきたい。
イエレン米財務長官は、2022年秋の本邦通貨当局による円買い介入に関しては、「ボラティリティーを滑らかにするスムージング(smoothing out volatility)が目的であれば理解できる」と述べていた。しかし、昨日は、「介入は過度な変動(excessive volatility)がある場合に限定され、事前に協議があることが期待される」と述べた。
神田財務官が円買い介入の大義名分としている投機筋の円売り圧力とボラティリティー増大の状況は、2022年9月22日時点と現状は以下の通りとなっている。
■2022年9月22日
・IMMネット円売り持ち高:81280枚(※9/20時点)
・ボリンジャー・バンド+2σ:146.12円
・FF金利誘導目標:3.00-25%
・午前11時台:日銀金融政策決定会合で大規模金融緩和策の維持が決定され、ドル円は145.37円まで上昇した後、日銀のレートチェックの噂などで143.55円まで急落した。
神田財務官は「過度な変動や無秩序な動きは、容認できない」「あらゆる手段を排除せず、対応できる準備」「必要な時は必ず介入することになる」と述べた。
・午後15時30分過ぎ:黒田日銀総裁が「必要であれば躊躇なく追加的な緩和措置を講じる。当面金利を引き上げるようなことはない」と述べたことで、145.90円まで上昇した。
・午後17時30分頃:本邦通貨当局によるドル売り・円買い介入(2兆8382億円)が実施され、ドル円は140.70円まで急落した。
■2024年4月26日
・IMMネット円売り持ち高:165619枚(※4/16時点)
・ボリンジャー・バンド+2σ:156.55円
・FF金利誘導目標:5.25-50%