株式明日の戦略-強い上昇で昨年来高値を更新、注目の日銀会合も不安要素は少ない

 22日の日経平均は大幅続伸。終値は583円高の36546円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1472/値下がり166。レーザーテック以外にも、アドバンテスト、SCREEN、ソシオネクスト、KOKUSAIなど半導体株が商いを伴って大幅上昇。三井不動産や住友不動産など不動産株に強い動きが見られた。業績に関するリリースを材料に、岩井コスモHDや光世証券など証券株が急伸。株主優待の新設が好感された日本エコシステムがストップ高比例配分となった。先週19日に一部メディアの報道を受けて急落したTOYOTIREは、報道内容を否定するコメントを出したことで買い戻しが入り、6%を超える上昇となった。

 一方、リスクオンの地合いの中、ディフェンシブ色の強い北越コーポや王子HDなど製紙株が物色の蚊帳の外に置かれた。下方修正を発表したゲンダイエージェンシーが9%近い下落。NY原油の下落を受けて富士石油やENEOSなど石油卸の一角が売りに押された。

 日経平均は大幅高。序盤に大きく上げて中盤は値を保ち、終盤に上げ幅を拡大と理想的な展開となった。買いが一巡しても強い売りが出てこないことから、無理なく水準が切り上がっていく。米国もS&P500が史上最高値を更新したことで、次はナスダックの史上最高値更新に対する期待が高まる。今週はきょうの上昇分をキープできれば上々だが、非常に良い流れが続いている。

 あすは日銀会合の結果が発表される。昨年後半には早ければ今回の会合で日銀が動くとの見方もあったが、足元ではそういった見方は大きく後退している。直近で日本株が大きく上昇しているのも、無風通過を織り込んでいることが要因と思われる。金融政策は現状維持となり、日本株は足元の上昇基調が継続するというのがメーンシナリオ。もし、政策の修正や変更があった場合には、いったん反応は下になるだろう。ただ、そのケースでも金融株には強い買いが入ることが見込まれる。今の日本株にとって、相場の主役が入れ替わることは、そこまで悪い話ではない。基本的には植田総裁となってからの日銀会合は結果が株式市場にフレンドリーとなっていることが多く、今回もそうなる公算が大きい。
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