欧州外国為替市場概況・22時 ポンドドル、買い戻し

 1日の欧州外国為替市場でポンドドルは買い戻し。英イングランド銀行(BOE、英中央銀行)の金融政策公表を前に、持ち高調整売りに押されて一時1.2626ドルまで値を下げた。BOEは市場予想通りに政策金利を5.25%で据え置くことを決定。英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨では「2人が0.25%の利上げ、1人が0.25%の利下げを主張した」「金融政策は十分な期間にわたって十分に制限的である必要がある」などの言及があった一方、前回から追加引き締めの必要性に関する文言が削除された。
 ポンドドルは金融政策の公表前から売りが進んでいた反動もあり、公表後には1.2680ドル台まで下値を切り上げた。

 ユーロドルは強含み。22時時点では1.0815ドルと20時時点(1.0793ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ高水準だった。ポンドドルなどの上昇につれて買いが入り、1.0820ドル付近まで値を上げた。

 ユーロ円はしっかり。22時時点では158.94円と20時時点(158.48円)と比べて46銭程度のユーロ高水準だった。欧州通貨が全般に買い戻された流れに沿って159.15円まで本日高値を更新した。

 ドル円は22時時点では146.96円と20時時点(146.84円)と比べて12銭程度のドル高水準だった。21時30分前に147.11円の高値まで上昇する場面があったものの、米経済指標の発表を控えて積極的に上値を試す展開にはならなかった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.48円 - 147.11円
ユーロドル:1.0780ドル - 1.0822ドル
ユーロ円:158.08円 - 159.15円


(岩間)
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