東京外国為替市場概況・15時 ユーロ円、底堅い

 13日午後の東京外国為替市場でユーロ円は底堅い。15時時点では161.01円と12時時点(160.88円)と比べて13銭程度のユーロ高水準だった。前場から堅調だった日経平均は後場に入っても買い優勢のまま、上げ幅は一時1100円まで広がった。日本株の強さのわりに為替は盛り上がらなかったものの、クロス円はリスクオンの外貨買い円売りに傾く場面があった。ユーロ円は161.04円、ポンド円は188.72円、カナダドル円が111.14円まで上値を伸ばしている。
 NZ準備銀行(RBNZ)発表のインフレ予想をきっかけに売られたNZドル円も、91.13円を底に91.33円近辺まで下値を切り上げた。

 ドル円は強含み。15時時点では149.55円と12時時点(149.46円)と比べて9銭程度のドル高水準だった。9日高値に並ぶ149.58円までドル買い円売りが進んだ。米長期金利の高止まりが依然として支えとなり、また日本株高を背景とした円安地合いにも押された。

 ユーロドルは下落一服。15時時点では1.0767ドルと12時時点(1.0764ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。前日安値1.0756ドルが目先の支持水準として意識され、1.0761ドルを下値に1.0760ドル台でじり高となった。
 

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.27円 - 149.58円
ユーロドル:1.0761ドル - 1.0776ドル
ユーロ円:160.79円 - 161.04円


(小針)
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