ニューヨーク外国為替市場概況・21日 ドル円、8日続伸

 21日のニューヨーク外国為替市場でドル円は8日続伸。終値は151.62円と前営業日NY終値(151.26円)と比べて36銭程度のドル高水準だった。本日発表された3月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数や前週分の米新規失業保険申請件数、2月米中古住宅販売件数、2月米景気先行指標総合指数が予想より強い内容となったことを受けて全般ドル買いが先行。対欧州通貨中心にドル高が進んだ影響も受けて、2時前に一時151.75円まで値を上げた。前日に大幅低下した米2年債利回りが上昇したことも相場の支援材料。
 ただ、前日に付けた年初来高値151.82円や昨年11月13日の高値151.91円、2022年10月21日の高値151.95円がレジスタンスとして意識されると伸び悩んだ。

 ポンドドルは一時1.2651ドルと4日以来の安値を付けた。英中銀(BOE)はこの日、市場予想通り政策金利を据え置き、「英CPI伸び率は4-6月に目標の2%を一時的に下回る」との見通しを示した。また、ベイリーBOE総裁は「市場の利下げ見通しは妥当」「行動する前にインフレ率が2%になる必要はない」と述べ、今後の利下げの可能性を示唆した。市場ではBOEが利下げに向かっているとの観測が広がり、ポンド売りを促した。
 ドルスイスフランは一時0.8994スイスフランと昨年11月14日以来約4カ月ぶりの高値を更新した。スイス国立銀行(中央銀行、SNB)の予想外の利下げを受けたスイスフラン売りがNY市場に入っても続いた。

 ユーロドルは反落。終値は1.0860ドルと前営業日NY終値(1.0922ドル)と比べて0.0062ドル程度のユーロ安水準だった。米金利上昇や米経済指標の上振れをきっかけに全般ドル買いが優勢になると、1時前に一時1.0856ドルと日通し安値を付けた。BOEやSNBの金融政策公表後に、欧州中央銀行(ECB)の利下げ開始時期が近づいているとの見方が一段と強まったことも相場の重し。

 ユーロ円は3営業日ぶりに反落。終値は164.66円と前営業日NY終値(165.21円)と比べて55銭程度のユーロ安水準。欧州序盤に一時165.34円まで上げたものの、前日に付けた08年8月以来の高値165.35円がレジスタンスとして意識されると失速した。ECBの利下げ開始時期が近づいているとの見方も相場の重しとなり、1時前に164.57円付近まで下押しした。

本日の参考レンジ
ドル円:150.27円 - 151.75円
ユーロドル:1.0856ドル - 1.0943ドル
ユーロ円:164.35円 - 165.34円

(中村)
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