東京外国為替市場概況・12時 ユーロ円、下値を試す

 29日の東京外国為替市場で ユーロ円は下値を試した。12時時点では163.05円とニューヨーク市場の終値(163.27円)と比べて22銭程度のユーロ安水準だった。仲値後の戻しも163.20円台と限られ、その後は流動性が薄いところに売りが持ち込まれて163円を割り込んだ。162.94円まで本日レンジの下限を広げたところから切り返すも、買い戻しの勢いも163円台では強まらなかった。

 ドル円は方向感が出なかった。12時時点では151.30円とニューヨーク市場の終値(151.38円)と比べて8銭程度のドル安水準だった。仲値後の反動で151.45円付近まで買い戻されたが、その後はユーロ円の日通し安値更新につれて151.30円割れまで上値を切り下げた。もっとも一巡後は151.30円台でもみ合っている。

 ユーロドルは下落が一服。12時時点では1.0778ドルとニューヨーク市場の終値(1.0789ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円が下押すタイミングで昨日安値を僅かに下回り、1.0774ドルと2月20日以来の安値を更新した。しかしながら、グッドフライデーで参加者が少ない中で一巡後は安値圏で動意が鈍った。
 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.20円 - 151.50円
ユーロドル:1.0774ドル - 1.0795ドル
ユーロ円:162.94円 - 163.43円


(小針)
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